24 ページ25
.
「…ほんま、なんで俺らこんなことに巻き込まれてるんろうな。」
『…そうだね。』
子供をあやすかのようにギューって抱きしめる。
「センラ、死にたくない」
『私も死にたくないな。』
「センラ、まだAといたい」
『私もセンラといたいよ』
「なぁ、もう…」
嫌な予感がする、ホントは言っちゃダメなのに、ダメなのに。
「…役職、教えちゃってもええ…？」
『…ダメ、だよ。』
「…もういやや、こんな役職。」
耳を甘噛みして、耳元で喋るセンラ。
「…Aもセンラも役職教えちゃおうや」
『…だ、め』
「…ええ、やろ？」
なんて甘く囁かれるもんだから、つい縦に首を動かしてしまった。
「…センラ、じんろ」
だとは思ってた、市民だったらこんなに悩むことも無い。
だけど、そう聞いた瞬間怖くなって、人間の本能だと思う。
自分を守るにはこの人から離れなきゃだめ、だって。
「…なぁ、怖がらんとって。
Aの役職はなんなん？」
センラから離れて机の上に置かれてるタブレットを見に行った。
でも、ここで私が人狼だったらセンラと一緒に回れるし、
【占い師】
そう書かれていた。
人狼を望んでた自分を殴り殺したい。
「…役職、なんやった？」
『…Aは占い師』
「なんや、人狼ちゃうん。」
『…センラに殺されるなら早く殺されたいな』
「…もうひとりのじんろ、おしえたろか？」
『それはダメ。センラの役職だけでいい』
ルール違反しすぎて、ペナルティとかあったらすごく怖いなぁ、なんて。
でも、センラのおかげで心が楽になったかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 768人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キラ(プロフ) - さくらさん» いえ、違います。せらもも様の作品も今拝見させて頂きました。そう思わせてしまったならすみません。内容も全て自分で考えております。 (2019年1月19日 0時) (
レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - せらももさんのパクリですか？ (2019年1月18日 22時) (レス) id: 54cbd5fa4b (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！！ (2019年1月9日 14時) (レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - #ユンミユさん» ありがとうございます！！ (2019年1月9日 14時) (レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます！ (2018年12月19日 12時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キラ
| 作成日時：2018年11月14日 12時
