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第佰参拾弐話 ページ4

・_________



そしてある日、遂に忽然と兄が消えた。




もう体力的にも精神的も限界だったんだろう、それに父さん達も気づいた。普通の親だったらそこで病院とかに連れていくんだろうけど、きっと兄は鬼に差し出されたんだと思う。




でも幼い私がそんな事に気づくわけがなくって。




幼 A「兄さんは何処へ行ったの?」




父「あぁ、〇〇は街へ働きに行ったんだ。だから当分は帰ってこられなくなってしまった。」




幼 A「え〜〜!!!もう兄さんに会えないの???」




母「我慢しなさい、〇〇はお金を稼ぐ為に働きに行ったのよ。それにずっと会えないわけじゃないんだから。」




そんな分かりやすい嘘も、目が笑っていない両親の微笑みにも気づかなかった。





そして両親は兄が居なくなったからか、次は私に目をつけた。




ほんといつ確認したんだろうね、私が稀血だって事。





母「明日から、Aも家の隣にある小屋においで。」




幼 A「え?!私も行っていいの???!」




母「ええ、Aも大きくなったからね」





わたしにとってあの小屋に両親と共に行っていた兄が羨ましくて……私だけ行けないというのが除け者にされていた感じがしていたから、とても嬉しかった記憶がある。






だからここから地獄のような毎日が来るなんて思ってもいなかった。

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(プロフ) - ヤルネコさん» 誤字でした.......教えて頂きありがとうございます!! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 第佰陸拾参話で、『!!名前・・・』は、どういう意味ですか? (2020年4月12日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» オチですか.........決めてないですね。でもいつかアンケートを取ろうかなと考えています^_^ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - おっ!!いいですね〜オチはどうするか決めているんですか? (2020年3月12日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます^^煉獄さん推し!!!かっこいいですよね! (2020年2月6日 10時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月19日 10時

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