第佰肆拾捌話 ページ21
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今すぐにでも兄さんの元へ駆け寄り、抱き着きたかった。でもそれは兄さんの異様な気配によって拒まれた。
私と兄さんとの間には風だけが吹いていたのだが、それすらも無くなり静寂が訪れた。
朧「…ねぇ、A。僕の頸を斬って。」
そしてその静寂を打ち消したのは兄さんのそんな言葉。
『なに、言って……』
朧「何も変な事は言ってないよ。僕は十二鬼月の1人でAは鬼殺隊。…ましてや、上弦と柱なんだから。」
『……ッ…』
私が、兄さんを……兄さんの頸を斬る…?
そんな事出来るわけない。…したくない…っ…!!
『……っ兄さんは!!!人を食らってないんでしょう?!!』
兄さんは静かに頷いた。
『あのね、聞いて欲しいの…っ…兄さんの頸を斬らなくても済む方法が1つあるんだよ!!鬼殺隊はね今、人を食らってない鬼を保護してるの!!その子の名前は禰豆子ちゃんっていうんだけど、もしかしたら兄さんも保護して貰えるかもしれない!!私は柱だし、他の柱の皆もお館様だって許してくれるかもしれない。だから…っ…兄さんの頸を斬らな…』
朧「______でも僕は人を殺してる」
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凪(プロフ) - ヤルネコさん» 誤字でした.......教えて頂きありがとうございます!! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 第佰陸拾参話で、『!!名前・・・』は、どういう意味ですか? (2020年4月12日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 若葉さん» オチですか.........決めてないですね。でもいつかアンケートを取ろうかなと考えています^_^ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - おっ!!いいですね〜オチはどうするか決めているんですか? (2020年3月12日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます^^煉獄さん推し!!!かっこいいですよね! (2020年2月6日 10時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2020年1月19日 10時