【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

46,「何でだよ！？！？」 ページ46

戦争がドンパチ足元でやられているのをぼけーっと見ていれば、後ろから時間泥棒が声をかけてきた。






時間泥棒「銀時様、A様。お許し下さい」



『？んー？』



時間泥棒「私は未来の銀時様の願いにより、未来を変える為作られた存在。故に、例えどんな事をしても未来を取り戻さなければいけなかった」








＿＿例えそれが、二人の存在が消えた未来でも。









私はその言葉に、口角を上げた。






『…消える？はは、そんな事ないさ。だって、私は皆の事忘れないものねェ』



銀時「…アイツらに、伝えといてもらえるか？一緒に万事屋やれて、楽しかったってよ」






そして制服をキュッ、と握った。
…………さあ、今から白夜叉を殺そうか。









＿＿＿スラッ、










私は刀を、銀時君が木刀を…腰から抜く。










「万事屋、坂田銀時」



『真撰組、暁A』









＿＿＿＿＿＿「『参る！！！！！』」












崖から飛び降りて戦争の中を駆けていく。








＿＿＿＿＿＿ドガァァンッッ、！！！！！









殴って蹴って斬って。斬って斬って斬って斬って。









前の天人を蹴散らし、後ろから来る斬撃を避けて投げ飛ばす。後はただ斬った。

銀時君が銀時君を殺しやすい様に周りの天人を斬りまくった。





そして。







銀時「うぉぉらァァ！！！！！」








＿＿＿＿＿＿＿＿ドッッ、






『！』







ついに銀時君が……もう一人の銀時君を、貫いた。






『……あ…』






＿＿＿＿＿＿＿＿訪れる、静寂。まるで時が止まってしまったかの様な感覚に陥る。







『銀時君…』






銀時君に、ゆっくりと近寄った。






銀時「これで、シメーだ……」









＿＿＿＿＿「あぁ、シメーだ」









「『！？』」








だが、静寂を打ち破る声が一つ。







「テメーらの取り戻したロクでもねー未来はな」







もう一人の銀時君が、此方を振り返った。




その正体は…………









長谷川さんで。









………………。





………。





……。









『いや何でだよ！！！！！！！』






え、銀時君じゃないの！？だとしたらなんで銀時君のコスプレしてんの！？






銀時「何で銀さんがマダオになってんだ！！」



長谷川「そりゃそうだろ。銀さんはマダオだろ」



『そういう意味じゃねーよ』



銀時「テメーはちったァ否定しろ！！」










ー

47,「ここにいる」→←45,「黒い制服」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す