ジョンハンくん ページ33
*
「あれ、A…?」
大学の帰り。駅のホームでスマホを触りながら地下鉄を待っていたら私を呼ぶ声。
『あ、ジョンハンくん。久しぶり』
JH「わ、偶然。あ、そうか大学ここだっけ。今帰り?」
うんって頷くと、俺は用事があってさって言う。
ユジョンに頼み込まれて行った、ミョンホと知り合ったあの飲み会。
あのあと皆で(ミョンホは来なかったけど)一度バーベキューに行って、同い年ということもあって少し仲良くなった。
それ以降もユジョンたちは仲良くしてるみたい。
JH「そういやミョンホとは仲良くしてるみたいじゃん」
やって来た地下鉄に一緒に乗り込む。
『あ、うん。家も近いしね』
JH「バーベキュー以来ちっとも顔出さないから俺らに会いたくないのかなって」
本当にたまたまだけど皆で遊ぶ日の日程が合わなかったりっていうのはあった。
だけどミョンホと仲良くなってからはそちらを優先させていたのも確か。
『ちがうよ、たまたま。日程が合わなくて』
JH「ふーん。なあ、今日はもう帰るだけ?」
『うん。そうだけど』
JH「飯、食いに行かね?」
突然のジョンハンくんからのお誘いに少し驚いたけど、別に断る理由もなくてOKした。
JH「かんぱーい」
グラスをカチンと合わせると一気にビールを飲むジョンハンくん。
そうだった。ジョンハンくんもかなりのイケメンだった。
ミンギュくんとは違ったタイプだけどお店にいる女の子たちがチラチラみてるのがわかる。
JH「なに」
『あ、いや。相変わらず綺麗な顔してるなって思って』
JH「はは。どーも」
言われ慣れてるんだろうな、この返し方。
JH「俺さ、Aとゆっくり話してみたかったんだよね」
『え、何でまた』
JH「んー。なんででしょう?」
変な含み笑いしたってジョンハンくんはイケメンだ。
誘われた時、2人で話すネタあるかな…とかちょっと心配したけど、
同い年でもうすぐお互いに社会人なのもあって、話すネタなんか心配することもなくてむしろ楽しく過ごせた。
店を出て私を送る帰り道。
『すっかりご馳走になっちゃって。ありがとう』
俺が誘ったんだからってジョンハンくんが全部払ってくれた。
JH「いいってば。その代わり…また飯行こうよ」
『うん、それはもちろん』
JH「ん、また連絡する」
じゃあって家の近くまで送ってくれてジョンハンくんは帰っていった。
そういえば同い年の男子と食事なんて久しぶり。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって!ミンギュ前途多難ですな(゚∀゚)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぇるび | 作成日時:2019年5月10日 17時