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Cater side
｢――ってことがあってさ！ この猫ちゃん凄くない？｣
｢ケイトよりも真面目だね｣
｢凄いって褒めるんじゃなくて、見習おうと思って欲しいんだがな｣
オレは純粋に猫ちゃんを褒めたのに、何でリドルくんとトレイくんはそれをお説教に変えちゃうかなぁ。
オレの味方は猫ちゃんだけ……って、猫ちゃんまでそんな呆れた瞳で見ないでよ〜。
肩を落としながら、お昼ご飯のオムレツを頬張ったところで、トレイくんからオレも気になっている質問された。
｢ケイト、この猫は誰かの飼い猫だったり使い魔だったりしないのか？｣
｢それがさ〜、マジカメに写真載せて拡散してもらったんだけど、誰も引っ掛からなかったんだよね｣
毛先になるにつれて紫色のグラデーションがかかる綺麗な白色の毛をしてて、それに瞳もサファイアみたいなオッドアイをしてる。
こんなに特徴的な猫なら、何かしらの情報が回ってくるかもって思ってたんだけど、結果は惨敗で終わっちゃったんだよね。
ハンバーグをもぐもぐ食べてたら、目の前の席に座ってるリドルくんがキラキラおめめで猫ちゃんを見つめてるのに気が付いた。
｢猫ちゃんはすっごく大人しいから、触っても大丈夫だよ？｣
｢う、本当かい……？ な、なら、おいで？｣
恐る恐る手招きしなくても、動物言語学を習ってるんだから話し掛ければ良いのに。
リドルくんって変なところで抜けてたり、可愛らしくなったりするよねって思ってトレイくんに視線を送ったら、トレイくんは必死に笑いを堪えてた。
尻尾をゆらゆらさせながら、じーっとリドルくんを観察してた猫ちゃんだけど、何故かオレの腕をぽんぽんと叩いてくる。
何だろうと思って目を合わせてみたら、顔の向きや仕草なんかで紙ナプキンを取って欲しいってことが分かった。
猫ちゃんは紙ナプキンを咥えてから、椅子から地面に飛び降りてリドルくんの方へと歩いて行く。
｢何で紙ナプキン？｣
｢何でなんだろうな｣
トレイくんと一緒になって首を傾げていれば、リドルくんが更に目をキラキラと輝かせて足元にいるであろう猫ちゃんを見つめた後、勢いよく顔を上げた。
いやいやいや、一体何があったのかオレ達分かんないからさ、そんな輝く瞳を向けられても同意出来ないからね？
｢キミはすっごくお利口さんだね！ ウチの一年生にも見習って欲しいものだよ……｣
ぴろんっという通知音が鳴る。
リドルくんから送られてきた写真を見て、オレ達はぎょっと目を見開いた。
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神桜佳音(プロフ) - ゆるりさん» わざわざありがとうございます！更新楽しみにお待ちしておりますね！ (2020年6月13日 12時) (
レス) id: 8032f2476b (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 咲桜さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
咲桜(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました！和歌のチョイスも素敵でした！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: cb464004df (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 神桜佳音さん» そっちもありましたね！ 何となく思い浮かんだ歌を書いてたので……くっ、そっちでもよかったのに……！！ 後で出させて頂きます！ (2020年6月1日 23時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
神桜佳音(プロフ) - こんばんは！いつも楽しく読ませていただいております！最新の更新の話で百人一首が出ておりましたが、君がためで、監督生君は春のに続けたのでしょう？おしからざりし命さえもあったのでは…？と思ってコメントしてしまいました！更新応援しております！ (2020年6月1日 22時) (レス) id: 06bd6db604 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年5月18日 1時
