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どうやらイデアの作ったドローンで中継を行っていたらしく、フェアリーガラの状況は全教職員に知られているとのこと。
げっ、と眉を顰めたAに対して、クルーウェルは声にほんの少しの同情を混じえながら、クロウリーからの伝言を口にする。
それは、フェアリーガラについて話がある為、学園長室へと訪れるように指示するものであった。
｢七面倒臭いですねぇ｣
｢オラ、早く説教を受けてこいよ｣
｢シシシッ、終わったら慰めてあげるっスよ。サバナクローでパーティー開きましょ！ レオナさん持ちで！｣
｢ん？ 何だ？ Aは今から学園長に怒られるのか？｣
｢説教と決まったわけではありませんが……八割程度の確率で注意は貰うでしょうね｣
はぁ、と面倒臭そうに溜息をついたAは、知らせてくれたクルーウェルに感謝の言葉を述べてから学園長室への道程を歩き始める。
そのたった二分後、後方から何故だかヴィルの高笑いとレオナ達の怒声が聞こえてきた。
耳を済ませて会話の内容を盗み聞きでしてみれば、このままモデルを続けて世界を目指そうと勧誘を受けているようである。
今からクロウリーに文句を言われるとなると行く気が湧かないが、あそこでヴィルにモデルになれと迫られるのも嫌だ。
｢どっちもどっちで嫌ですね｣
｢くるるっ！｣
｢よしよし……さて、早々に用事を終わらせてしまいましょうか｣
腕の中の子供ドラゴンを撫でくり回しながら、Aはほんのりと優しい笑顔をうかべたのであった。
＊＊＊
案の定、Aに待ち受けていたのは説教だった。
フェアリーガラの為に使用した衣装や演出は良かったのに、何故あそこで我慢出来ずに犯人探しをやったのか。
犯人探しを行ったことはまだ良いし、髪を切られた怒りも理解出来るが、女王に喧嘩を売り、尚且つ煽ってきてどうするのだと。
しかし、どれだけ言葉を重ねようとも、彼女に口で勝てるわけもなかったのである。
怒られている理由は分かるものの、反省もしていなければ後悔もしていないAに対し、クロウリーはトレインと共に頭を抱えて机に突っ伏した。
｢普段は素直だというのに……！！｣
｢生憎と、妥協は出来ても我慢は出来ないのですよ。それに……髪の毛を切られたことは今でも許しておりませんから。何時か必ず報復させて頂きます｣
｢｢やめなさいッ！｣｣
口でも勝てない、度胸でも勝てない、更には身体能力や精神面でも勝てないのだから仕様がなかった。
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ゆるり(プロフ) - 哭狼さん» ありがとうございます〜〜！ 嬉しいです……更新頑張れます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2020年7月2日 9時) (
レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - ゆるり様、夢主の推察能力が半端なくて素敵でした！物語の続き楽しみにしてます。この作品が、大好きです(^^)すごく面白かったですm(__)m (2020年7月2日 2時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - リリア最推しさん» 勿論出演予定ですよ！この後のお話に出てきますので、少々お待ちくださいませ！ (2020年6月28日 14時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
リリア最推し - 夢主の髪が切られたら1番黙ってない妖精王が居ますけど、出演ありですか？？ (2020年6月28日 13時) (レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 哭狼さん» お褒めいただき光栄です〜！ 私の文章能力で、書きたいことが伝わるか不安でしたが……良かったです！ (2020年6月28日 8時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年6月21日 12時
