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#6 ページ7

(人1)side

究の推理はすごかった。

なにか惹かれるものがあった…

究)でも犯人は計算ミスをしたんです。
  柔道初段の被害者と争ったとき、
  足にけがをおってスケートで帰れなくなってしまったんですよ。
  そして、被害者の靴を履いて逃げたんです。

金)あー。なるほど。

究)ということで、あの6人で怪しかったのは
  スケートを履けないほどのけがをした、あの杖の男です!

流)しゃべり過ぎだな。

金)しゃべりすぎ?

流)馬鹿みたいだぜ。

究)え?

流)俺たちライバルなんだぞ。

流は少し不貞腐れたように進んでいってしまった。

(人1))あ!待って!

-------------------------

流side

少しイラついて進んでいくと声が聞こえた。

?)助けてくれぇ〜

メグ)どうしたんですか?

老人)足を滑らせて、折ってしまったらしい…
  病院まで連れて行ってくれないか〜

三)冗談じゃねぇーよ。もう、かまってらんねぇーよ。

金)なんだあいつ。今助けってやるからな。

究)ちょっと待って!キンタさん!助けに行ったら尾行をまかれます。

金)わかってるよ、でも怪我人見捨てていいのかよ!

究)ここは『見捨てる』がが正解だと思います。

金)え?

究)僕は行きます!

流、(人1))…

究はわかっていた。僕も(人1)も。

僕たちは究のあとをついていった。

-------------------------

金)おい!どういうことだよ!『見捨てる』って!
  なんでケガした老人を無視するんだよ。

金)おめぇら(流と(人1))もだよ!スタスタしかとしやがって!
  年寄りを大切にしろって習ってねぇのかよ!

究、流、(人1))あの人は足を折っていない。

メグ)どういうこと?

流)あの人の靴底だ。

金)靴底?

メグ)…あ!靴の裏に泥がついていない。

(人1))川沿いのぬかるんだ道を歩いてきた人の靴じゃなかった。

流)つまり…あの人は学園が送ってきた最後の罠だ。

メグ)最後の?

流)ゴールは近いよ。行くよ。

(人1))流が心を開いてる。

究)え?

(人1))よかったね。究くん♪

究)う、うん。君は…

(人1))私の名前は天音(人1)。よろしくね。
  あの子は天草流よ。

究)よろしくね。

メグ)私、メグ!よろしくね。女の子同士仲良くしたいな。

(人1))うん。

金)俺はキンタだ。さっきはなんか悪かったな。

(人1))大丈夫よ、じゃあいこっか。

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作者名:いのやまLOVE | 作成日時:2017年9月12日 20時

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