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イケメン度30% ページ33

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俺は今すごい真っ赤な顔をしているだろう。




その原因である優斗君はニコニコしている。



恥ずかしい思いを隠すため目の前にあるクッキーを貪り食う。


(ん、うまい。)

彼の料理はいつ食べても美味しい。俺がまだ小さい頃、食べきれなかったお菓子をよく貰って食べていた。




毎回料理の腕を上げていて、いつも驚かされる。


しかし本人は
「社会人になってから忙しくてお菓子作り全然できてないんだよね〜」

とのこと。

全然そんなことはしないが、



本人にそのことを伝えると照れながらも、ありがとうと言った。




「って話すり替えないでよね!で?どこまで行ったの?」

不満そうに頬を膨らませている。





「付き合ってないです!まだ!!」





「まだ、ねぇ。まぁさっきの反応と言葉から孝支君の片思いってとこかな〜」





優斗君の言葉で俺はハッとし口を手で押さえる。しまった。



しかし、片思いという言葉に思わず肩を落としてしまう。



たしかにあの様子では片思いだが、改めて口に出されると正直ショックだ。




「わっかりやすいねー。

って事でこれより、第一回Aちゃんと孝支君をくっつけよう会議を始めます!」


なんか始まった。



「まぁまぁ、お兄さんに任せなさい!」



不安そうなことを見透かされたのか、ウインクしながらそういった。






「やっぱAちゃん鈍感すぎるんだよねー。」


その言葉に首を縦に何回も振る。




「俺がアピールしてもその倍でイケメン具合を出されて、俺ばっかりドキドキしてしまうんです。」



お悩み相談会みたくなってしまったが、優斗君はうんうんとうなづいている。


圧倒的包容力。



すると優斗君は思い出した様な顔をして口を開いた。




「あっ、そうそう。確認なんだけど。Aちゃんのこと本気で好きなんだよね?泣かせたりしたらどうしようか?」




さっきまで笑顔だったのに急に猛禽類を彷彿とさせる様な鋭い目をしながら言った。


思わず背筋が伸びる。


「はい。」

優斗君の目をまっすぐみて言う。




Aはイケメンだし、周りの目は怖いけど彼女のことが本気で好きだ。

守りたいとか思う。(守られることも多いが)




沈黙が流れる。



「それが聞けて良かったよ。」


その言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろした。


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ハムエッグ(プロフ) - うぐっ・・・・・・!コメントありがとうございます・・・! (2023年1月17日 19時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - うぐっ……!夢主ちゃんイッケメン…!!! (2023年1月9日 13時) (レス) @page24 id: e6a88033a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハムエッグ | 作成日時:2022年6月26日 18時

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