疑似恋愛カップルの日常【実話】 (ページ10)

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9.超えてはいけないラインが見えました。ページ10

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿サクっ

極細のチョコのポ◯キー、うまい。

でもそれ以上に、

(っ、やばい、ハナの待ってるときの顔、キス顔みたいだった)

好きだ。あわよくばこのまま、なんて思ってしまう自分が、嫌で嫌で仕方がない。

先程までさんざん騒ぎ立ててきたクラスメイト(野次馬)たち
さっきまでが嘘のように静かだ。

沈黙に耐えきれなくなって、口を開いた。

『どうだ』

「「「「「「「「フウウウウウウウウウウウウウウウ！！！！！！」」」」」」」」」」

『ちょ、うるさい、近所迷惑、』

「一口しか食べてないのに何だ今の！！！」
「破壊力」
「やばいよついにハナとあくびが、、、、」
「いちゃついてんじゃねえよ」
「え、なにどうしたのついにキスでもした？！」
「もっとやれ！！」

もとからいた野次馬たちの騒がしい声に、

興味を惹かれたクラスメイトまでもがギャラリーに加わる。

肝心のハナはというと、

『おーい、ハナ？おハナさーん、元気ですかー』

何も言わない。

まずったか、、と思って密かに後悔していると、

ハナ「・・・・・やゔぁい。」

とつぶやいた。

『え、なんて？』

ハナ「ときめいた！！！！！！不覚！！！！！イケメンめ！！！」

『ぐふぅっ』(イケメンって言われてやられた)

不意打ちだめ、ゼッタイ。こっちが不覚だわ。

「あー、彼氏が彼女の可愛さに殺られてるよ」
「ほんとだ、こりゃ当分は立ち直らないね」

冷やかされて、ハナからも野次馬たちからもダメージを食らった僕は、

頭を冷やそうと、一人廊下に出た。

これ以上はあかん。。。絶対に超えちゃいけないラインが見えた。いけん。

悶々としてると、久しぶりに親友が現れた。

アコギ「廊下でうずくまって、なにしてんの」

『あ、アコギ！！！久しい！！！てか全然会わんかったけどなに、引きこもってたん？？』

「私は度々あんたを訪ねてたでしょ、」

『うそ！！！？？？絶対ウソ、私知らないそれ』

「知らないも何もいっつもいく度にハナちゃんとべったりだから気づいてないだけでしょ」

『あー、そーかも、笑』

「んで、どうしたの」

『いやーそれが、なんというか、、いま、青春してんだよね(照』

「(小指をひねりながら)今なら正直に言えば折れないで済むかもねぇ」

『痛い痛い痛い痛いイダイっっっっっっっっ、はなせっ、話すから、ちょ、ギブギブ！！』

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全然親友たちを出せない、、、笑