双子人魚の宝物(者)

秘宝6 ページ6

ジェ「先程のアズールとの話が聞こえていたので
僕達とご一緒していただけるなら水槽の水に触れても構いませんよ」
あ、そっか…アズール先輩と一緒にいたもんねジェイド先輩
フ「なになに、人魚ちゃんも水ん中入りてぇの?
一緒に泳いだら楽しそうだね〜
んじゃ行こ」
私の返事を聞かずに手を引き水槽の入口に向かうフロイド先輩
だから私の話聞いてよ…
そんなこんなであっと言う間に水槽の入口に着いた…
フロイド先輩は素早く服を脱ぎ水槽にダイブした
その後から水槽に入ったジェイド先輩
ジェ「ふふっ…驚きましたか」
フ「俺達ウツボの人魚なんだ〜
人魚ちゃんもこっちおいでよ、冷たくて気持ちいいよ〜」
そう言ったフロイド先輩に手を引かれ水槽に落ちる
主「っ!?」
突然の事に頭が追いつかずに気がつけば私は人魚の姿になっていた
ジェ「フロイド!引っ張り込むなと言って……綾乃さん?」
フ「あは〜人魚ちゃん本物の人魚だったんだね〜
なら、俺とずっと一緒に海で過ごせんね〜」

主「そうですよジェイド先輩
はぁやっぱりバレた…とりあえずフロイド先輩引っ張り込むのはやめてください…」
シレッとヒレで締めてくるフロイド先輩にそう言う
痛くはないからいいけど動きづらい…
フ「はーい♡」
ジェ「驚きました…海の匂いがしていたのでまさかとは思いましたが
綾乃さんも人魚だったとは…」
少しだけ驚いているジェイド先輩
海で遊んでたからって言ったことも信用してなかったっぽいなぁ…
まぁそんな事より…
主「フロイド先輩、ジェイド先輩一緒に泳ぎませんか?」
姿もバレた今なら満足に泳いだ方がいいや
これからどうするかは泳ぎ終わってから考えよ
フ「いいよ〜人魚ちゃん行こ♡
ジェイドも早く〜」
ジェ「待ちなさいフロイド」
私の左手を繋ぎ泳ぐフロイド先輩と
右手を繋ぎ泳ぐジェイド先輩
主「やっぱり水の中はいいですね…落ち着く」
泳ぎながら辺りを見回す…やっぱり綺麗

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