【HQ】なんか、その無気力天然マネッて可愛さ100%らしいね？２ (ページ40)

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可愛さ８２％め。ページ40

岩泉side

『 …今日はしてくれへんの…？』

岩「何をだ？」

『 ……おんぶ。』

及「流石に合宿中はね～。
我慢ね！」

『 ……ちぇ。』

Aは子供か。

そろそろ子供離れしろよ。←

岩「兎に角、合宿中はダメな。

おら、朝飯だ。行くぞ」

『 …………はーい(棒) 』

Aは自分の布団の枕元に置いていたお守りのついたネックレス?を首から下げ、立ち上がった。

そのAの手を俺と及川が引いて食堂へ向かった。

今まであんま意識してなかったけど、そのお守りはなんなのだろうか。

Aと及川が喋っている話を耳に挟みつつ悶々と考え始めた俺。

Aは宮城(こっち)に来る前何をしていた…？

何があって宮城に来たんだ？

母親や父親じゃなくて何故、千代さんと一緒に…暮らしている？

…Aに対しての疑問がどんどん増すばかり。

俺って…Aと8年間は一緒にいるよな…？

Aの事…全然知らなくねぇか？

幼馴染っつーか…そんな関係を使って一緒にいるけど…

俺はAの何を知っている？

『 ………はじめ？』

岩「 …！あ、悪ぃ。なんだ？」

突然Aが俺の名前を呼んだ。

『 ……特に…用はないんやけど…
ぼーっとしておったから。』

及「岩ちゃんなんかすごい険しい顔してたよー？」

岩「あぁ、そうか…悪ぃ悪ぃ。なんでもねーよ！」

『 …なんか悩んでるなら……言うてな？』

及「そそそ！」

コイツらは俺を気遣って言ってくれてる。

なんだかんだ言って優しいやつだ。

クソ川を優しいっつーのには気が引けるけど。

『 …食堂ついた。』

ガヤガヤと賑わう食堂についた。

及「お腹空いたー！早く食べよー！」

岩「おめェ子供みたいだな。
あ、A。そこの席で待ってろ。俺が取ってくる。」

及「は！？何それ！！子供！？」←

『 …おん、ありがとさん。
とおる、子供に戻んのはやめとき。』

及「 Aまで！！」←

Aが席に座ったのを見てご飯をもらいに列に並ぶ。

ギャンギャン騒ぐ及川を置いてな。

及「岩ちゃんひっどい！！」

岩「うるせぇ、早く並べ」

及「ンンンいつにも増して辛辣ゥゥ！」