62話 ページ16
小学生のとき、このくらい天気が良くて暑かった日にお父さんと釣りに行っていた
よく父とは土日にでかけていて釣りも好きだったし卓球をやりにでかけたりしていた。
釣り堀で釣った魚を焼いてもらって食べるのはすごく美味しく感じて、「また来ようね」なんて約束をしていた
まいどまいど約束をして、必ずそれは守られてきたが最後の一回は守られずに終わったけれど
今となっては釣りが好きとか卓球が趣味なんてことは誰にも言えないぼくだけの秘密になってしまったけれど、あの頃は楽しかった
目を閉じれば今も鮮明に思い出せる。鮮明すぎて幻なのではないかと思えるほど色鮮やかに輝いている大切な思い出で、父のことを嫌いになれない理由の1つ
「あの頃に比べて年取ったなぁ」
父は今の僕を見て気がつくだろうか、これが自分の子だと言うことに。あの頃とは見た目も性格もだいぶ変わったから驚くだろうか
「いつと比べてんねん、まだピチピチの高校生やぞ」
「侑が言うとなんか変態みたいだな」
ははっと笑い体育館内へと入ってアップを始めた
「私とAの秘密基地!」
外にテントを張ってもらって二人で中に寝っ転がり姉は僕に笑ってそう言った。秘密基地という言葉にワクワクして楽しくて、「うん!」なんて元気に言った
(懐かしいなぁ)
アップ中にそんなことを考えて一人で浸っていた
秘密基地でもなんでもないのに。そんなにテンション上げることでもないのに、ただただ楽しかったんだ
97人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香恋(プロフ) - Uさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!時々よくわからない表現が出てくるかもしれませんが今後ともぜひこの小説を楽しんで読んでもらえたら嬉しいです! (2022年10月24日 22時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
U - 主くんの消えてしまいそうでありながらも逃げることができないという状況そのものや、心理描写が儚すぎて思わずコメントしてしまいました…!この作品ほど続きや終わりが気になるものに出会えたのは初めてです!素敵な作品を作ってくださりありがとうございます!!! (2022年10月24日 20時) (レス) id: 84c1c08764 (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - ウリンさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて凄く嬉しいです!!ほぼ毎日更新できるように頑張ります! (2022年10月2日 22時) (レス) @page28 id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
ウリン(プロフ) - さっ最高です…香恋さんの書く心情描写がリアル過ぎて物語に簡単に入り込めます…応援してます!更新ありがとうございます! (2022年10月2日 21時) (レス) id: 34bb7b30de (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - さーさん» コメントありがとうございます、そう言ってもらえてとても嬉しいです!!できる限り毎日更新できるように頑張るりますね (2022年9月17日 16時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2022年9月8日 23時