第4話日常は非日常へと変わる ページ6
*
…あ、死んだか?僕。
あれ、なんかふかふかしてて、温かいです
てっきり地獄行きだと思ったのに、と。
いかにも彼女らしい感想を抱いたところで
______ゆっくりと、目を開けた。
.
「目が覚めたみたいだね?」
「……。」
細身の男性
黒を纏った服装
幽李は、彼を一目見て理解した。
.
「その様子だと…何ともないみたいだね?良かった。」
“折原臨也”はまだ名も知らない彼女を一瞥すると、ニコリと微笑んだ。
中山幽李は二次元を愛している。つまり彼女は俗に言う二次元オタクなのである。
普通、人は二次元のキャラに会ったら、大抵は黙るか、発狂するかのどれかである。
しかし、彼女、黒山幽李は何処か一般人とはかけ離れた所がある。
そして次の瞬間、幽李が発した言葉は予想していた結果の斜め上を行った。
.
「気持ちw…なんでもないですよ。
助けてくださったんですね…きm)ありがとうございます」
臨也「…いや、今さらっと気持ち悪いって言おうとしたでしょ、ひっどいなー」
「はぁ、よりにもよって…まぁ、人生そう思い通りになったところでおもしろくもなんともないですしね…」
臨也「ちょっと、よりにもよってってなにかな?」
「あー、どうせならもっとましな人が良かったですかね…」
臨也「ねぇ、君…人の話聞こうか…」
話が噛み合ってないとは彼等のような状態のことを言う。
「話ですか?いいですよ、あなたの気が済むまで寂しいあなたの話を聞いて差し上げます」
臨也「いや、聞いてくれるのは嬉しいんだけどね、ちょっと余計な一言があったかな。」
「え?どこで??まぁ、助けていただいたお礼です。」
臨也「…?」
少しばかり、不思議そうに見つめる彼に、少しばかりの笑みを向け、次の言葉を続けた。
「しばらく住み込みで家事させていただきます」
臨也「え?あぁ、それはまn」
「いえ、僕の気が済みませんので(キリッ」
臨也「す、好きにしなよ…」
なんか、面白いこだなぁ
と、折原臨也は思った。
自分が彼女に、上手く言いくるめられたことには気づかずに____
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます!これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました!小説も面白いし素晴らしいです!これからも頑張ってください! (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ?知らなかったんですか? (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだw初耳ぃ!w (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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