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*
臨也「飽きちゃった。携帯を踏み潰す趣味はもう止めよう」
彼女達の姿が完全に消えたのを確認すると___笑い声をピタリと止めた臨也。そして、何事もなかったかのように帝人の方に振り向いた。
杏里「……」
一方、杏里は逃げる事もせず、彼女を庇うようにして立っている___幽李の後ろからそっと顔を出しながら、ただ怯えた目をして彼らを見つめている。
臨也「偉いねえ、苛められている子を助けようとするなんて、現代っ子にはなかなかできない真似だ」
杏里「え……」
それを聞いて、驚いたように帝人を見る杏里。
……実際には物凄く後ろ向きな助けかたをしようとして、目の前にいる少年が助けてしまったのだが。
そして、場の状況をうやむやにしたのは臨也である。その為、彼の心情は、なにやら後ろめたい気分で一杯になった。
臨也「竜ヶ峰帝人君、俺が会ったのは偶然じゃあないんだ。君を探していたんだよ」
帝人「え?」
それはどうゆう事かと尋ねようとした
___瞬間、
臨也「がッ!?」
路地の奥から、
突然の事に反応が遅れた臨也は、苦悶の声をあげ、バランスを崩してその場に膝をついた。
「臨也さん、大丈夫……」
その様子を見て、幽李はやれやれといった感じで声をかけたが……
「じゃ、ないみたいですね。」
ゴミ箱が飛んできた方向に目を向け、再びため息をついた。
「「……??」」
幽李に釣られて、杏里と帝人もゆっくりとそちらを振り向くと___
?「いーざーやーくーん」
臨也「し、シズちゃん」
そこに立っていたのは___サングラスをかけた若い男の姿だった。
バーテンダー服に結び付けられた、蝶ネクタイ。一昔前のキャバレーやスナックの客引きを思わせるような格好。
一見すると細身に見えるその体型。とてもこの男がコンビニのゴミ箱を投げたとは信じ難い。
静雄「池袋には二度と来るなって言わなかったっけかー?いーざーや君よぉー」
だが、臨也は相手の事を完全に理解している様子で___帝人の前で、初めてその顔から笑顔を消した。
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます!これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました!小説も面白いし素晴らしいです!これからも頑張ってください! (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ?知らなかったんですか? (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだw初耳ぃ!w (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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