第18話再会 ページ37
＊
紀田「梨恋ー、お前、何cmだったー?」
『……166cm。紀田くんは?』
紀田「俺?ﾌｯﾌｯﾌ…仕方が無いから、教えてやるよ!!
少なからず、お前よりもfourcentimeters(訳:4cm)は高いぞ!!」
『それ、普通に170cmって言った方が楽だと思うのは私だけか?』
紀田「そこを気にしちゃ負けだ、梨恋!!」←
(いや、どこがだ)
高校生活も既に数日が過ぎ、梨恋も、こちらの生活に慣れつつあった。
そして、明日からいよいよ授業が開始されるというところまでやって来ていた。来良学園では入学式の翌日に校舎案内とクラブ説明会があり、3日目に健康診断とHRがある。
その、健康診断を終えた梨恋は、最近仲良く(?)なった彼……紀田正臣と主に健康診断の結果について駄弁っている真っ最中なのである。
『……はぁ』
紀田「どうした、梨恋?さっきから溜息ついてばっかだぞー?」
『……(ﾎﾞｿ誰のせいだと思ってんだ』
紀田「聞こえなーい、俺は何も聞かなかったぞー」←
『棒読みですね、わかります』←
漫才みたいな会話を繰り広げる二人。
他の者達も、思い思いに、喋ったり、騒いだりと、そう変わらなかった。
と、たった今思い出したかのように正臣が呟いた。
紀田「……そういえば、次ってHRだったよな?」
『……そういえば、そうだね。紀田くんは、何か立候補するの?』
紀田「よくぞ、聞いてくれた!!(ﾋﾞｼｯ」
『…!?;』ﾋﾞｸｯ
梨恋がそう問いかけたと同時に、ビシッ!!と効果音がつきそうな勢いで、彼女を指差した。
紀田「そうかー、聞きたいか?そんなに聞きたいか!!(ｷﾗｷﾗ」←
(彼が、風紀委員になることは変わりないんだろーな……)
そう言いながら、顔を輝かせる彼は、欲しい物を買って貰った時の子供に酷似していた……と、彼女は語る。
紀田「そう言う梨恋は、何か立候補したりしねえの?」
『……図書委員かな』
紀田「ふーん?」
・
そして彼女の予想通り、正臣は風紀委員になったのだった。
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます！これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (
レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました！小説も面白いし素晴らしいです！これからも頑張ってください！ (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ？知らなかったんですか？ (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだｗ初耳ぃ！ｗ (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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