〃 ページ31
＊
まもなく日付が変わろうかという時間。南池袋公園の片隅で、三つの人影が佇んでいる。
その内二人は折原臨也と中山幽李であり__
もう一方は、完全なる影の姿。
ｾﾙﾃｨ「で、コイツらを公園のベンチに座らせて終わりか？」
臨也「そ、本当ならサラ金とかに連れてって色々したかったんだけど、正直、もう飽きた」
ｾﾙﾃｨ「飽きたってお前」
臨也「飽きたし、儲けるにしてはそれ程割に合わないんだよね。これ以上のことをやると警察や暴力団が本腰を入れて調べに来る。
これはあくまでも仕事じゃなくて俺の趣味でやってる事だし。
あ、今日はありがとねー。いつも頼んでる便利屋がどこも手一杯らしくてさ。
いつもなら車でこいつらの実家まで運ばせるんだけど、あんたバイクだからここが限界かなーと思って」
ｾﾙﾃｨ「 警察沙汰になるような事か？巻き添えはごめんだぞ」
臨也「あんたが気にする必要は無いって。別に死体を運んだわけじゃないんだ。酔っ払ってた女を二人ベンチまで運んでやっただけなんだから」
ｾﾙﾃｨ「スーツケースに入れてか？」
「…………」
幽李は、二人から目を逸らすと、ビルの間から垣間見える光を眺めた。
話が長引くことが分かっての行動だ。
・
・
ｾﾙﾃｨ「……ところで、この子はお前が雇ったのか？」
臨也「いや、違うよ。彼女はいろいろとワケありでね」
しばらくして、首なしライダー…セルティが幽李へと興味をしめした。というか、彼女自身ずっと気になって仕方なかったのだが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます！これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (
レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました！小説も面白いし素晴らしいです！これからも頑張ってください！ (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ？知らなかったんですか？ (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだｗ初耳ぃ！ｗ (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
