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『あ、あの……奈倉さん達は……死ぬつもりあるんですか?』


この上無く核心をついた問いに、臨也、そして幽李は顔色一つ変えずに答えた。



「死ぬ気ですか?んー、僕はありませんね」
臨也「無いけど?」



僅かの間、個室の中には他の部屋から漏れ出す音以外何も聞こえなくなる。その内、女のうち一人が堰を切ったように喚き出した。



『酷い!私達の事を騙してたの!?』
『ちょっと……アンタらそれは洒落になんないよ』



それに続いて、もう一人の女も強い口調で臨也と幽李を睨みつけた。だが、それを聞いても臨也は勿論、幽李の表情に何の変化も無い。



「……違いますよ」


__そして、不意に彼女…幽李が、淡々とした口調で述べた。


「僕は、奈倉さんに『カラオケ行かないか、』って誘われて来たまでです。

『自 殺者のオフ会』だなんて来るまで知らなかった(・・・・・・)んですから。」


『え…?』



彼女が言い放った言葉に、二人は困惑の表情を見せた。


まぁ、これは、半分本当で半分嘘だったりするのだが。



臨也「ごめんごめん、君には、まだちゃんと話して無かったね?」



彼女達の態度とは裏腹に、彼…臨也は、へらへらと、態とらしい笑みを浮かべながら言った。


「……」(これは…もしかして)




それを見て、彼女は一つの答えに辿りついた。





臨也(…幽李ちゃん。君は、この、死を愛せない奴らにどういった行動をとる?


笑う?それとも、呆れるのかい?それとも…その憐れんだ、冷めたような眼差しを向ける??


さぁ……君は、どんなふうに俺を楽しませてくれるんだい?)




自分が…折原臨也に騙されていること(試されていること)に。

〃→←〃



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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます!これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました!小説も面白いし素晴らしいです!これからも頑張ってください! (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ?知らなかったんですか? (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだw初耳ぃ!w (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月7日 14時

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