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《1-A》




隣クラスの彼らと、同時刻。

こちらも、完全とは言わないが、大分打ち解けた(?)少年が、二人。



帝人「へえぇ…拓志君も、最近池袋(ここ)に来たばかりなんだ。」


「おう。…で、帝人くんは隣クラスにいる友達に池袋(ここ)を案内してもらうと……」


帝人「うん、そうなんだ…あっ!拓志君も、此処に来たばっかりなら、一緒に行かない?」


「…あー、ごめん。今日、俺ちょっと用事があるから無理かな。」


帝人「そっかぁ…残念。」


「まぁ、めげずに、また誘ってよ!」


帝人「…!うん、そうするよ。」


若干沈んだ顔をした彼に、慌ててフォローするように声をかければ、少年はちょっと驚いた後、少しはにかんだ。


何度も言うが、彼…中山拓志は計算高いとか、ずる賢いなどの能力は持ち合わせていない。


ただ、純粋に、お人好し過ぎるのだ。


かと言って彼のお人好しの性分は、誰もが好く訳ではない。


お人好し過ぎて、逆に引く者が、いないというわけではない。



つまり、彼のような者は、好きか苦手かでは、ほぼ五分五分で分類されるのだ。




帝人「じゃぁ、友達が待ってるといけないし…ごめん拓志君、また明日ね!」


「じゃーな、また明日」



こうして、帝人は、名残惜しそうに拓志に別れを告げると、慌しく教室を出ていった。



「(ボソッ)また明日…か。」



彼がそう呟いている事も知らずに。

第16話街の日常 夜→←第15話異次元移動者二人



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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます!これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました!小説も面白いし素晴らしいです!これからも頑張ってください! (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ?知らなかったんですか? (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだw初耳ぃ!w (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月7日 14時

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