【コード・ブルー】青空快晴6

271話 ページ26

Ｄ地点

盛岡「苗字先生・・・
　 僕は、看護師に
　 向いてないかもしれません・・・」

名前「何でですか？」

盛岡「まともに治療も出来なくて
　 先生に迷惑をかけるだけで
　 1人、焦って不安になって・・・」

名前「そんな事ないです」

盛岡「え？」

名前「だって、盛岡さんはまだ駆け出しの
　 看護師でしょ？私だって新人の時はたくさん
　 怒られたし、ミスもしました
　 その時の経験があるから、今がある
　 盛岡さんは、今人生で1度あるか、ないかの
　 経験をしています。医療機器も不足していて
　 衛星的にもよくないこの場所であなたは
　 アヤちゃんを救った
　 医師がいない状況で1人の力で救ったんです
　 絶対この経験はあなたを成長させてくれる
　 大丈夫、あなたは看護師としての役割を
　 きちんと果たせています」

盛岡「苗字先生・・・」

名前「うっ・・・」

盛岡「どうしました？」

名前「はぁ・・・はぁ・・・
　 大丈夫、何でもないです・・・」

盛岡「救助・・・来ますかね・・・」

名前「き・・・ます」

盛岡said

なぜだろう
違和感を感じる

苗字先生に何かあったのか？



この時、もっと早く気が付いて


この大きくてかたい岩を
何とかして

彼女の手を握り

土に埋まっている
トランシーバーを取り出し
連絡する事ができていたら



あんな事には

なっていなかったかもしれない








あぁ、やっぱり僕は





看護師に向いていないのでしょうか

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