27話 ページ28
「まぁまぁ、そんなに怒らない怒らない」
「…その声は、まさか！」
「やぁ、リドルくん
今日も相変わらず、小さくて可愛らしいね。」
リドル先輩は明らかに嫌そうな顔をしてマーリン先輩を見ていた
トレイ先輩は「リドルがいたから後ろに隠れてのか」とボソッと言っていた
どうやらマーリン先輩はリドル先輩に避けられているみたいだ
「マーリン先輩！いい加減僕を小さいと言うのをやめてください！」
「怒った顔も可愛いねリドルくん」
マーリン先輩はリドルという人の圧にも臆せずに自分自身が思っていることをたぶん言っていた
私だったら、中身はおっかない人にこんなこと言えない
「僕はハートの女王の法律・第339条
『食後の紅茶は必ず角砂糖を2つ入れたレモンティーではならない』を守るために購買に角砂糖を買いに行かなければならないのでこれで失礼します！」
「それは残念だ、またねリドルくん」
リドル先輩は怒りながらズンズンと歩いて立ち去って行った
リドル先輩はどうやらマーリン先輩が苦手のようだ
「相変わらず、怖い物知らずだなマーリン」
「そうかい？」
「トレイ先輩の言う通りっすよ、俺だったら絶対に言えない
言った瞬間に首を刎ねられそうだし…」
エースの言う通りだと私は思った
「大丈夫だよ、彼が首を刎ねるのは法律に違反した時か相手がとてもやばいことをした時だからね」
「さっきの発言はヤバイと思いますけど……」
「マーリンちゃんってこういうとこあるからねぇ」
ふと、私は疑問を感じた、何故相手が嫌がっているのに
マーリン先輩は人が嫌がることをしなさそうなのに
「僕にとってリドルくんは可愛い子供だからね、ついつい言ってしまうんだ」
「ついついで言うもんか？」
思ったことを言うのがマーリン先輩だということがわかった
「さてと、そろそろ行こうかな
君達は速く席に立った方がいいよ、もう君達が昼食を食べて15分だからね
またねみんな」
そう言ってマーリン先輩は立ち去った
「なんか、穏やかそうな人だったけど……」
「無自覚でやばいことをしそうな人だったな…」
エースとデュースは複雑な顔をしてそう言った
マーリン・アンブロジウス先輩
綺麗で、穏やかそうに見えて、意外に危なかしい人という認識になった
それはそれとして
うーん、推せる
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アテネ - これから更新するんですか？ (5月21日 21時) (
レス) @page32 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
白帆の麦 - 宵崎夜鶴『黒雪』さん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！！ (2021年9月14日 1時) (レス) id: dfe7ff6721 (このIDを非表示/違反報告)
宵崎夜鶴『黒雪』 - これからも更新頑張ってください！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: 195fc26f4f (このIDを非表示/違反報告)
宵崎夜鶴『黒雪』 - はじめまして、とても素敵な作品です！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: 195fc26f4f (このIDを非表示/違反報告)
どん - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年7月1日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白帆の麦 | 作成日時：2020年10月5日 11時
