episode61. ページ23
ただいまオンボロ寮。
「おかえり！A。」
「おかえりなんだゾ！また疲れたって顔してるな〜〜」
『ただいま…ははは』
いい匂いがするキッチンに顔を出して会話した後、自室に戻り制服を脱ぐ。
あまりここに来てから日数が経ってないのにも関わらず、主要キャラとの接触が多すぎて目を回す日々にヘトヘトだった。
《おやぁ〜？疲れ果てたって顔をしてるねぇ〜》
『ただいま帰りました。ほっんとにもー身体的にも精神的にもボロボロっすよ。』
私の部屋に入ればゴースト達がいることは当たり前になっていて毎日労りの声を掛けてくれたり、相談に乗ってくれたり、準備を手伝ってくれた。
着替えの時や寝る時は何処かに行ってしまうけどそれ以外は本当にいつもいる。
結構ありがたい。
向こうも萎縮してやっているとか強制力が働いているわけではないので言いたいことは言ってくれるし、気兼ね無い感じなのでこちらもリラックスしてしまう。
『はぁ。主要キャラと関わるばかりで呪いのことはなに一つ分からないし、セラスっていう名前の影響力よ。』
《まぁまぁ。焦ったところでなにも変わりゃしないさ。嬢ちゃん。》
《そうさ！ゆっくり調べていけばいい。》
《セラスって名前自体が呪いみたいなもんだよなぁ。》
ふよふよと綿菓子のように周りを飛びながら優しい言葉を投げてくれる。はぁ。好き。偶に私が愚痴を聞く時もあるがだいぶ年上のゴースト達はお父さんみたいなもので。
『ありが…ん？ちょ、ちょっと待って。今なんて？』
《ゆっくり調べて？》
『その後！』
思わず前のめりになって目を光らせる私にたじろぐゴースト達。
《セラスって名前自体が呪い？》
『それだぁぁぁぁ！！！！』
どこぞの中身は子供、頭脳は大人の名探偵になった気分でした。
「A！？どうしたの！？」
「どうしたんだぞ！？」
オンボロ寮が揺れるほどの大声に駆けつけてくれた二人に謝罪し、美味しいスープのある夕食の席に着きました。
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ミキ - いやミトコンが好き！かっこよ！ (2021年7月26日 9時) (
レス) id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
ドグマ - サバナクロー寮との絡みが好きです笑更新待ってます！ めっちゃ好きです((告白 (2020年8月16日 1時) (レス) id: badd7d2e72 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 菜乃さん» ひょえ？！せ、性癖に刺さってくださる方がいらっしゃったとは…！！嬉しい限りです！ありがとうございますっ！ (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 桜庭まる。さん» ありがとうございます！やっと投稿致しました。またゆっくりですが更新していこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃 - 主さんの語彙力は尽きないんですか……？（訳本当に最高てす結婚してくだry……実はワタクシ、嫌われからの和解系が好きなのですが(ﾅﾝﾃﾞﾀﾞﾛｳ……）この小説はワタクシの性癖にドンピシャでした……続編楽しみにしてます…… (2020年8月14日 15時) (レス) id: 76c1001e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年5月15日 18時
