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有馬「...英恵、こんなところにいたのか。」
英恵「仕事で失敗、逃げても病で死ぬような男に何か用か?」
有馬「死ぬ前に殺せんせーに会いに行け。彼奴は僕たちの弟子だし...」
英恵「話なら後にする。またな。」
有馬「ちょっ...!」
俺はもう、あの家に戻れない。妹と話すこともないまま、ここで死に行く運命だ。...それなら...
英恵「最後にでかい花火を打ち上げるからさ...楽しみにしていてくれ。」
有馬「何をする気だ...?お前は...」
鏡花「もう一つだけ、行きたい所がある。」
有馬「おや?君はマフィアの子じゃないか。何をしているんだい?」
鏡花「...充分すぎるぐらいに楽しんだから、軍警の元に行く。私は35人殺し、多分死罪。ポート・マフィアに戻っても殺される。」
有馬「そうかい...でも、僕たちなら君を助けれるよ。小さい子供の命を奪わないっていうのは、僕たち菊岡家のモットーだ。救われてくれる?」
敦「そうだよ!鏡花ちゃん!」
...彼奴ならどうしたかな。どうやって俺たちを暗闇から救い上げた?なあ...教えてくれ、スレイヴ...
芥川「処刑?」
有馬「...敦君!!!」
敦が芥川の異能に刺された。どこだ?心臓をやられたのか!?
わからない。確かに俺たちは優秀な殺し屋だが、異能力を持つ者に勝てるはずがない。
芥川「処刑などしない。お前は任務を果たした。」
鏡花「どうして...」
芥川「お前の体には発信器が埋め込んである。お前の行動は全て筒抜けだ。」
有馬「おいッ!?離せ!!!」
芥川「貴様らも中に入っていろ。」
英恵「うわっ!?」
芥川「...帰るぞ、鏡花。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時