続き ページ39
…Aの話曰く
時計を買ったのはいいけど、ラッピングはしないで、自分でやろうとしていたらしくラッピング前の時計の箱がなんか色々あってアイツに見つかったらしい。
この時計は男物のブランドの時計。誰にあげるんだ!?としつこく聞かれて、仕方なく事情を説明した
俺の誕生日を知ったアイツは行きたい、会ってみたいと言ってきたらしいが何とかそれは阻止して、その代わりにこのケーキを渡しておいてくれと言われたらしい。
「引き止めるのかなり大変だったよ…。でもね、快斗…。今度青子ちゃんと快斗は紹介してくれって言われていてね…。いずれ紹介する羽目になるからよろしく。」
Aは、はぁ…と溜息を着きながらそう言った。
この姿であれに会うのか…俺も思わず溜息を着きたくなる。アイツに会うのはキッドで十分だろ。
青子もあの夜以来、二人の関係については気になっているだろうし…。
ちゃんと青子には説明はしておいたけど、それでもあんな抱きつかれているAを見たんだ。本人の口から色々聞きたいことはあるだろう。
…どっちみち”あの様子だ”。この先避けては通る事は無理だろーな。
そんな事を考えながら俺は、仕方ねーな。と返事をした
「…本当にごめんね。まぁ、でもケーキは美味しいから食べてみ。」
そう言ってケーキの乗った皿を差し出してくる
俺は渋々受け取って、ケーキを1口食べた
「…うまっ!」
見た目は萎んでいるけど、中からトロトロとした濃厚な卵の味が感じるクリームが出てきて、上にかかっているヨーグルトのクリームと合わさって、そしてふわふわとした生地とも合わさり絶妙な美味しさだった。
「これをアイツが?まじかよ。」
「…まぁ、器用だからね。あの人。」
料理に関してはもう趣味みたいなものなのかなぁ。と呟くA。
色々と話で聞いていたけど本当に器用なんだな、すげぇ…と思う。
何か普通にムカつく。
俺は内心イライラしながらひたすらケーキを食べたのだった。
━━━━━━━━━━後日、ケーキとても好評だったとアイツに話したらしく、嬉しそうに笑っていたと俺は聞かされ、さらにムカついたのだった。
━━━━━
キッド、誕生日おめでとう。
今の話の後に誕生日を迎えたって設定です。少し進めちゃってます。
矛盾を無くしているつもりですが、もし起きていたらすみません。
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←続き
2652人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時