7話 マイホーム ページ8
ドアノブをひねるとギギィー…と重たい扉が音をたてながら開いた。
かなりサビがきていて開きが悪いのは確かなことである。
どっかの誰かさんがドアを蹴り破ったり壊したり…そのたびに修理して…ドアが歪んでいる。開きが悪いのはこのせいでもあるだろう。
廊下と言いがたい通路を暗闇のなか真っ直ぐ突き進み、灯りが灯る場所まで迷うことなく進んでいくと、床で寝そべっている団員達がいた。
入ってみれば酒のビンや缶が好き放題に散らかっていて強いアルコールの臭いが鼻の奥を刺激してくるではないか。
寝そべっている団員がほとんどだが、女性陣は座って会話を楽しんでいる最中だった。
「あぁ、お帰り」とピンクの髪をしたキリッとした顔のマチがほんのり耳を赤らめながら二人を向かい入れてくれた。
「ただいま。」
とシャルナークとAは口を揃えて返事をすると各々の行動にうつった。
「ねぇマチ、皆かなり飲んだのね。お酒の臭いがキツいわ。」
「まぁそうだね…」とマチは言いながら缶ビールを飲む？と差し出してきたが「ううん、もう飲んできたから結構よ」と断った。
この中でシラフなのはシャルナークだけだということを思い出しながらスーツの袖から腕を抜いた。
脱いだ上着をどうするか…と悩むこともなく、適当に放り投げると、全身真っ黒の小柄なフェイタンにバサッと覆い被さった。
「なんね………」と体が重たそうに起き上がったフェイタンは上着を投げた主を睨み付ける。
「お前、喧嘩うてるか？」
とアサシンの目が鋭く光る。
「……いいえ。たまたま当たってしまっただけよ。」
と見向きもせずに答えた。
それがさらにフェイタンの怒りに油を注いだが特に大きくもめることもなく、事はすんだ。
二人は仲が良好とはいえない。
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです＾＾ (2019年7月26日 23時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - とても好きです (2019年7月25日 20時) (レス) id: 0b49310475 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - フェイタン天使さん» こんにちは＾＾コメントありがとうございます＾＾とっても丁寧なコメント嬉しいです。そろそろ頑張って再開するのでよろしくお願いします＾＾ (2017年10月18日 20時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - 始め方(プロローグ)がとても好みでどういう展開が来るのかワクワクしました。妹の病気の話も気になるし、主人公の最期はどんな感じなのかもすごくワクワクします。更新待ってます (2017年10月18日 20時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月31日 17時
