2話 仕事 ページ3
外へ出る間際でマスターに「警察の仕事も大変だね」という声が耳に入ったような気がしたが、私は微笑んだだけで、そのままバーをあとにした。
「今日も寒いわね」
夜の冷たさに一回体をブルリと震わせダンゴムシのように両手で体を覆った。
あぁ、迎えの車はどこ？と暗闇の中を見渡すと街灯の下にとまる一台の黒い車を発見した。
乗る車があっているのかと確認するために、運転席をチラリと覗きこんだ。
すると運転席に座っていた青年が視線に気がついたらしく、携帯の画面から顔をあげて窓の外にいるAに視線をうつした。
あ、知っている顔。
ニコッと微笑むと青年も爽やかに微笑んで、隣に乗れと隣の席を指差した。
ガチャっと冷えた車の扉を開けて夜中にわざわざ迎えに来てくれた青年に向かって挨拶と礼をいいながら車に乗り込む。
「久しぶり、シャルナーク。迎えに来てくれてありがとうね」
「久しぶりA、まさか夜中に迎えに行くはめになるなんてね」
いたずらっぽくシャルナークはAに挨拶を交わして、車のアクセルを踏み込んで目的地まで向かった。
軽快にラジオが車の中で流れていたので左右にゆっくりと体を動かし音楽を楽しんでいるとシャルナークもマスターと同じくして仕事について突っ込んできた。
「警察なんて大変じゃない？それもハンター協会の中のなんて。別に俺たち見たいに盗みだけしていけば楽なんじゃないの？？」
わるぎは無いんだろうと思われるシャルナークの発言だったが、少しカチンときた。
疲れているせいもあったかもしれないけれど、明らかにそっぽを向きながら返事をした。
「…そうかもしれないけれど…でも、シャルナークや旅団の皆に情報を提供できるのは私で、現に役立っているでしょう？」
と夜を照らす街灯を眺めながら答えた。
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです＾＾ (2019年7月26日 23時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - とても好きです (2019年7月25日 20時) (レス) id: 0b49310475 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - フェイタン天使さん» こんにちは＾＾コメントありがとうございます＾＾とっても丁寧なコメント嬉しいです。そろそろ頑張って再開するのでよろしくお願いします＾＾ (2017年10月18日 20時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - 始め方(プロローグ)がとても好みでどういう展開が来るのかワクワクしました。妹の病気の話も気になるし、主人公の最期はどんな感じなのかもすごくワクワクします。更新待ってます (2017年10月18日 20時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月31日 17時
