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第67話 ページ25

〈夜中 リビング〉

テレビの前に置いてあるソファに腰掛け、

スマホでシーク、ミントと連絡を取っていた


ただの何気ない会話だけど、それでも会話って続くもんなんだよね


ガラガラっと音がした

たぶんフェイがお風呂から上がったんだろう


そんなこと私にはどうでもよくて、変わらずスマホをいじり続けた


冷蔵庫から取ってきたペットボトルを片手に、

まだ髪の濡れたフェイが私の隣に座った


タオルで髪をわしゃわしゃと拭いていた左手を止め、

彼はペットボトルに入った飲み物を勢いよく飲んだ


私は見向きもせず、スマホをいじる


もうすぐ3時になろうとしてる

普段から寝付きは悪いけど、今日は特に悪かった

だから1度ベッドから出て今こうしている


フェイは今からちょうど1時間前くらいに帰ってきた


「今日は帰らない」

なんて言われてたけど、夜中には帰ってくるのね

私は別に、もう帰ってこなくても良かった


こんな状態の中、口を開いたのはフェイの方だった




フェイ「…すまないと思てるよ」



貴女「……なにが?」




私は画面を見つめたまま質問した


フェイは、「あれ」と言った


「あれ」なんかで分かるわけなく、

私は仕方なく顔を上げてフェイの視線の方向を見た


それは、私が数日前自作した小さなクリスマスツリー

部屋の隅にちょこんと飾ってある


ツリーに吊るされたオーナメントが照明に当たってキラキラしている

少し綺麗


恐らくフェイは、クリスマスに予定が入ったことを悔やんでいるんだろう




貴女「…なら、予定空ければいいじゃん」



フェイ「それは……無理ネ」



貴女「ふーん…」




珍しくフェイが言葉に詰まった


「まぁいいよ」と、私はスマホの電源を切って立ち上がる

フェイが私の顔を見上げた


今日、私は初めてと言っていいほどフェイの顔をしっかりと見つめ、




貴女「私、クリスマス予定入ったから
心配しないで行っておいで。お互い楽しもうね」




と、

少し嫌味っぽく告げてベッドに入った

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設定タグ:ハンターハンター , フェイタン , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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らてらて(プロフ) - ゆっずーさん» 素直でしたら尚更嬉しいですよ。更新楽しみにしていてください! (2018年4月4日 18時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - らてらてさん» すみません、レス遅れました。 大袈裟ですよ、本当に思った事、素直に書いただけですから。 (2018年4月4日 1時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - ゆっずーさん» コメントありがとうございます!これからも応援してくれるだなんて...更新頑張れちゃいますよ...っ! (2018年4月2日 13時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - うわぁ…。フェイに重症だ…。大分前からだけど、重症です…。辛い…。あっ。(1)の方にもコメント書きました。すみません、いつもの如く、注意?です。でも、本当に大好きですわぁ。これからも応援しますよ。 (2018年4月2日 0時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - りっちゃんさん» 了解しました!明日中に見れるようにしますね!! (2018年3月31日 22時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユメ使い | 作成日時:2018年3月11日 19時

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