看護師の君に恋をした 【青葉城西】

5話 花巻side ページ9

花巻side


ついに俺のクラスが採血の時間になった...


去年みたく下手くそな看護師は嫌だな…


なんて思いながら保健室に入る...



すると...なんか今年の看護師若くない？

歳いくつだろ...俺とあんま変わらないような気もする...



そんなことを考えていたら俺の番が来た｡



花｢花巻貴大です。よろしくお願いします｡｣


白｢はい、じゃあ腕出してください。｣


俺は言われた通り腕を出す...



白｢血管が見えないな...ちょっと腕触ってもいいですか？｣


花｢はい！｣


白｢失礼します！｣


あれ？去年の看護師ってこんなことしたっけ？


いや、しかしこの看護師さん手際いいな…


よく喋ってくれるし、緊張ほぐそうとしてくれてるのかね...



白｢じゃあ少しチクッとしますよ？｣


花｢はい！｣



白｢花巻くんは好きな食べ物ある？｣


花｢え？えーと...シュークリームです。｣


白｢私も好きだな…美味しいもんね^^*｣


花｢そうですね...｣



ていうか今、採血中なのに好きな食べ物の話題とか...



白｢はい、終わりましたよ？｣


花｢え？あ、ありがとうございました！｣



あーなるほど好きな食べ物の話をして痛みを感じるのを防いだのか...うまいなこの人｡全然痛くなかった…


白｢お疲れ様。｣


言葉のかけ方まで優しい！



花巻side終わり！

6話 岩泉side→←4話 松川side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す