沖田総司の脇差参 (ページ38)

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山籠り修行ページ38

山姥切side
山伏「カッカッカ。日々修行なり！」
堀川「あっ。待ってよー」
山姥切「はぁっ、はぁっ」
堀川「兄弟、大丈夫？息が上がってるけど」
山姥切「大丈夫、だ」
何も考え事をしたくなくて山に修行に来たのに、先ほどの出来事ばかり考えてしまう
堀川「•••やっぱり、さっき何かあったんでしょ。兄弟が山籠り修行について行くなんて、珍しいから、変だとは思ってたんだ」
山伏「何か、悩み事でもあるのか？兄弟」
堀川「一人で考えるより、三人で考えた方が、いい解決策が思い浮かぶかもだし、話してほしいな」
兄弟たちにまで心配をかけてしまっている
俯いたとき、バン！と勢いよく背中を叩かれた
山姥切「いったいな！何をする！！」
山伏「カッカッカ！やはり、兄弟はこうでないとな」
山姥切「はぁ？」
堀川「僕もそうだとは思うけど、ちょっとやりすぎじゃないかな」
山姥切「どういうことだ」
堀川「意味がわからないまましょげてる兄弟より、今みたいに威勢のある兄弟の方が、兄弟らしくていいってこと」
山伏「元気が出たのなら、頂上まで競争である！」
堀川「よーし、負けないよ！」
山姥切「•••」
こういう、兄弟たちの前向きなところは、見習わなければな
山姥切「俺が勝つ」
堀川「よーい、どんっ！」

一番についた頂上の見晴らしは、とても綺麗だった