求愛行動【浦島坂田船】 (ページ48)

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35話ページ48

side you

今日は浦田先輩とのデートの日
一応由珠に選んで貰った服を着る
ウエスト切り替えのワンピースで
上は白のノースリーブで下が膝上の花柄だった

『あんまり着ないタイプの服だな…』

親友のセンスを疑う訳では無いけど
似合っているか不安になる

『待たせちゃ行けないし行くか』

部屋を出て玄関に行く
浦田先輩から連絡があって玄関で待っていると言われていた

扉を開けると壁にもたれて待っていた浦田先輩と目が合う
やっぱりカッコイイなと思う

『お待たせしました』

驚いたような顔して
10秒程の沈黙

う「…！あぁ、大丈夫だ」
『大丈夫ですか？』
う「大丈夫だよ、んじゃま、行くか」
『どこ行くんですか』

そう云えばまだ教えてもらってない

う「水族館に行こうと思う」
『いいですね、暑くならないし』
う「外ウロウロするのは暑いもんな」

水族館か、久しぶりだな
全然遊びに行かなかったし
楽しみだな

う「ほら、デートなんだし手繋ぐぞ」
『恥ずかしいし嫌ですよ』
う「いいから！」

そう言って手を握って来た浦田先輩

『強引ですねw』
う「手繋ぎたかったんだよ！」
う「ほら、行くぞ！」

そう言って私の手を引く浦田先輩

『はーい』

『おお！久しぶりに来た…！』
う「やっぱ何となく涼しく感じるよな」

全体的に暗くて青っぽいからかな
ぐるっと見回して最初にクラゲのコーナーみたいな所に来た

う「クラゲ多いな」
『人気ですもんね』

でも、実際暗いとこでライトアップした水槽で浮遊する
クラゲは見とれるくらい綺麗だ

『…綺麗ですね』
う「そうだな」

う(最後に見ればよかったなミスった)

う「次見に行こうぜ」
『そうですね！私カクレクマノミ見たいです！』
う「それならあっちだな」

『かわいい！ちっさい！』
う「ニモだ」
『大きいのもいますね！親子かな？』
う「マーリンだ」
『エンゼルフィッシュもいますね！』
う「ギルだ」

浦田先輩ニモ好きなのかな？
さっきからキャラクターの名前ぽんぽん出てくるんだけど

『ニモ好きなんですか？』
う「そうでも無い」←

なぜ答えれるんだ？

『次定番ですけどサメとか見に行きますか？』
う「いいぞ」

う「中々に迫力あるよな」
『サメと小魚が一緒の水槽に入ってる…』

いいのか？食われるぞ
え？そもそも、食用なのかな？

To Be Continued