番外篇 七訓 ページ48
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真選組三人に追いかけられながらも
なんとか源外さんの所へ着いた
『はぁ…はぁ………ん、げ、源外さん、』
「おぉーお前さん確か東雲とか言ったか?
って、あの後ろの奴らは知り合いか?」
『え″』
後ろから猛スピードで追いかけてくる三人
すぐさま源外さんの後ろに隠れる
「じーさんその後ろの奴を出せ!」
「おぉ良いぞ」
『え″』
源外さんはあっさりうちを差し出した
「さーて、姐さん……
いや、誰か知りやせんけど説明して貰いやすかィ。」
そう言いながら刀に手をかけだした
………うん。もう言おう。
「はぁ?つまりは入れ替わったってことか?」
『んー、多分?うちも確信じゃないですから…』
一通り説明すると納得?して貰った
すると源外さんが急に山積みのからくりを漁り出す
「んー、確かこの辺………あ、あったぞ!」
そう言って出してきたのは人一人入れるくらいの
カプセル型のからくり画面付きトランシーバーを一つ
「これは?」
「このカプセルは
別世界の奴と繋がることが出来るんだよ。
話聞く限り、お前さんの魂だけが
東雲と入れ替わったんだよ。
だから、このトランシーバーで
別世界の俺と繋がって
九条って奴を呼びゃいいんだよ。」
源外さんがなんか凄い状況把握して説明してくれた
うちもよー分からんけど、まぁそーゆーことやろ←
早速トランシーバーを付けて連絡を取る
そんなに上手く繋がるのだろうかと思っていたが
案外すぐに繋がった
別世界の源外さんに事情を話せば
軽く受け入れてくれた
源外さんが源外さんに話してる…………
なんか笑える←
入れ替わっているはずのうちが来るまで
真選組の三人と談笑………しようと思っていたのだが
『東雲さんは将軍様の護衛ですか。
うちなんかより凄いお偉いさんじゃないですか』
「「「………。」」」
『あのー、さっきからなんでびっくりしたまま
固まってるんですか?』
ハッとしたのか近藤さんが
アハハッと後ろ髪を掻きながら言う
「いやー、祜登さんがこんなにニコニコしてる姿は
あまり見ないもので…」
『そうなんですか』
いつもどげん表情しとるとやろーか
ちょっと見てみたい…
『土方さんと沖田くん大丈夫?
なんか惚けた顔してますけど…』
「は、はぁ?ンなわけねぇだろ!」
「………別になんでもありやせん。」
『?』
ザザッ
『「「「!?」」」』
トランシーバーから声が聞こえた
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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時