五十三訓 ページ5
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土方side
朝早くに近藤さんに部屋へ呼び出された
「はぁ?あの医者が消えた?」
「とっつぁんから聞いた話によると
ここ何日ずっと城に来ていないらしい
勿論家にも居なかったそうだ
トシ、何か知らんか?」
心当たりは全くない
「すまねぇが分からねぇ。目撃情報はねェのか?」
「ああ。今の所はな。」
「それ、詳しく聞かせてくだせェ」
「!?総悟、」
珍しく早起きをしている総悟が
いつもより険しい表情で聞いてくる
「詳しくと言っても一週間くらい前から
九条君が城にも家にも帰っていないという事しか
分からねぇんだ」
「たくっ、最近は辻斬りが流行ってるって言うのに」
そう。″辻斬り″のせいでこちらも手一杯なのだ
それなのにプラスあの闇医者のこととなると
此方も手が回らない
「辻斬りの事と一緒にあいつの事も調べてみる」
俺はそう言って今日の見廻りへと出かけた
_______________________
「逝ってらっしゃーい」
「おい。字が物騒なんだよ!!
あと、お前も俺と一緒に見廻りだ。」
「グェッ」
「二人とも気をつけて行ってこいよ!」
「「へーい」」
通常運転の真選組でした(なんやこれ)
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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時