七十五訓 ページ27
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「アラ、銀さん奇遇ね。
言っとくけど私知らなかったから。
別に追いかけて来たとかじゃなくて たまたま」
「誰もきいてませんよ。さっちゃんさん」
『あ。さっちゃんやん』
「あ、あなた!また銀さんを狙って!」
『誤解って言っとるやん。
二十四訓ぶりの登場のさっちゃん』
「それを言うんじゃないわよ!!」
隣でギャーギャー言うさっちゃんを放って
神楽ちゃん達の元へ戻る
「アラ?ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃない。
完成度高けーなオイ。」
「もう原型ねーのになんでわかるんだよ!!」
今のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲は
羽やらすべり台が付いていて最初の原型が無かった
「惑星ツェザーンとキャーシャーンの
星間戦争においてツェザーン側を
勝利に導いたメソッド砲とは裏腹に
ずっと倉庫に入れられっぱなしだった
哀しき兵器よ。」
「どーでもいいし長げーよ!!」
『そういや、さっちゃんはなんば作ったと?
あそこに気持ち悪い銀時の雪像があるとけど…』
「気持ち悪いって言うな!!」
なんか実物より足長かし
神楽ちゃんと新八君もその違和感にすぐに気づく
「いや、こんなモンだろ。スゲーなオイ。
そっくりじゃねーか。
さすがに俺もコレは壊せねーわ」
さっきまで人の作品バカ壊しよったの
どこのどいつだよ
さっちゃんなんて褒められて頬染めとるし
というか……
『ねね、さっちゃん。この不自然な手なに?』
何故か銀時(雪像)の手は上を向いている
「あ コレはアレ」
そう言ってその手の上にさっちゃんが乗る
まるでお姫様抱っこされとるみたいに
「こうやって、コレで完せ」
ドコッ
「ぎゃあああ!! 何してんのお前ェ!」
重さに耐えられなかったのか銀時の手が落ちた
ざまぁみろクソが←
「早く直して!早く直して!」
銀時は急かすがどうやら眼鏡を落としたらしい
さっちゃんは周りがよく見いていないっぽい
手を見つけたと思えば何故か雪像と逆の方向に向かう
その先は……
ムニッ
その手はある女性の胸に当てられた
「なに
すんだ このドスケベ野郎ォォ!!」
「なんで俺ェェェ!!」
新八君の姉である妙ちゃんだった
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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時