俺/おれ/僕たちが惚れたのは、貴女が可愛すぎるから悪いんです！！【白鳥沢】

２４話:いい人 ページ25

あっ。その前にお風呂入っとこ。


着替えは………白布のやつ借りるか。


『白布ー。ジャージある？』


白「？ありますけど……。」


『貸して。』


白「はい。」


よし。早く行こう。


「あっ、お前、凉篠宮か？」


『え？はい。そうです。』


廊下で金髪の男の人に声をかけられた。


監督かな？


「お前のとこの監督が、風呂沸かしといてたぞ。」


！！？


わっ、鷲匠監督………が………？


『あっ、教えてくださり、ありがとうございました！』


そう言って、お風呂場に向かった。早めに済まそう。


というか、普通はこの時間はお風呂沸かさないことを忘れていた………。


少しだけ浸かり、髪と体を洗い、時計を見ながらまた浸かる。


そろそろ時間になるから出て、予備に下着を持ってきて良かったと思いながら着て、白布のジャージを来た。


髪は…………一応絞って、お団子にしよう。


髪をお団子にして、食堂に向かった。


『失礼します。』


ちょうど料理を始めようとした時に着くことが出来た。


雪「あっ。A〜。おはよ〜。ヘアアレンジ？可愛い〜。」


『雪絵、おはよう。』


谷「おっ、おはようございますっ！髪型、可愛いですねっ！」


『仁花ちゃんもおはよう。ありがとうね。』


武「おはようございます。髪型、似合ってますね。」


『おはようございます。ありがとうございます。』


それぞれに挨拶を交わし、エプロンとマスク、三角巾を身に付けて、料理を開始する。


お団子だと、やりやすい。面倒だけど。


『あっ。肉じゃがでいいかな？』


雪「良いんじゃない〜？」


私は人参を切ることを任じられた。


『あっ…………。』


痛っ。指切った。


谷「だっ、だだだだ大丈夫ですかっ！？」


『まっ、血っ、止まんな………。』


ドクドクと止まることなく流れ出る血。


包丁で浅く切っただけなのに、こんなに血って出る？


暫くティッシュで指をグルグルに巻いていると、止まってきた。


落ち着いたら絆創膏を貼ったら、もう作り終わってしまった。


雪「大丈夫〜？」


『うん。ごめんね。』


雪「大丈夫だよ〜。ね〜？」


谷「はいっ！」


武「血、止まって良かったですね。」ﾆｺｯ


………皆がいい人すぎて泣きそう。

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