俺/おれ/僕たちが惚れたのは、貴女が可愛すぎるから悪いんです！！【白鳥沢】

１話:始まり ページ1

鷲「……ということで、来週の長期間の連休に、東京で合宿をすることになった。」


うん。マネージャーの私は知ってた。


鷲「参加校を教えたれ。A。」


げっ。面倒だな……。


『えぇ〜……。』


口を尖らせて、やりたくないアピールをする。


鷲「いいからさっさと言えやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」


うわっ。うるさいなぁ。もう……。


『分かったよ……。』


渋々メモ帳を広げて言う。


『参加校は、東京は音駒、梟谷、宮城は烏野、青葉城西、そして白鳥沢。計５校が参加校。』


不貞腐れながらもちゃんと説明したんだなからね。文句は言わないでよ。


心の中で鷲匠監督を睨んで、メモ帳をパタンと閉じる。


最後に斉藤コーチが話し、牛島が号令をかけて終わった。


天「Aチャーン。怒られてたネー。」ﾆﾔﾆﾔ


『うるさい。あと抱き着かないで……。』


ニヤニヤ気持ち悪い笑みを浮かべて抱き着いてくるコイツは、天童覚。


五「先輩！」


『ヤダ。』


五「俺まだ何も言ってませんよ！？」


この前髪パッツンで、うるさいけど可愛い後輩は、五色工。


『どうせトス上げてってことでしょ？』


五「当たりです！てことで……。」


『ヤダ。上げないったら上げない。』


五「何でですか！？」


しつこいなぁ……。


まぁ、牛島よりはマシ………かも？


牛「A。トス上げてくれ。」


噂をすればなんとやら。


さっき言った牛島はコイツ。牛島若利。


その後もいろんな人にしつこく言われたけど、無視してさっさと片付けて帰った。


工だけ可愛いから頭撫でてった。


――――これから、悪夢が始まる――――

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