喧嘩したら無気力系の彼女が逃げた。【中也】文スト

逃げた２７ ページ29

中「…今回の事は俺が悪かったからもう勝手にどっか行くな。本気で焦った。」


あ、デレ期だなこれは。


中「……太宰の野郎からAが探偵社に入るとか連絡来た時ガラにもなく焦った。」


……あいつが中也にチクリやがったんだな。



次あったら覚えとけよあの野郎。



って言うか連絡先交換してるんだww



中「……。」



黙り込んで静かになった中也の頭を静かに撫でる。



そう言えば私なんで出て行ったんだっけ？？？



…覚えてないって事はきっとつまんない理由だった
んだろうなぁ〜〜



時計の針の音が大きく聞こえるくらいに静かな部屋



ただ無意識に中也の頭を撫でる。



暫くすると中也の寝音が聞こえてきた。



寝ている顔は可愛いのに中也の異能がまぁ見た目に似合わないこと似合わないこと。



中也も反省してるし…もう家出は辞めようかな？



『フフッ…』



中也が私を探すために嫌いな太宰さんの情報を信じてまで探偵社に来てくれたと思うと表情筋が緩む。



それと共に私を追ってあっちこっち走り回っていた中也を想像すると申し訳なさも出てくる。




『心配かけてゴメンね…』




感覚だけど明日から中也ともっと仲良くなれる気がするな〜〜









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『……好きだよ。中也。』











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寝ている彼に呟いた滅多に吐かない愛の言葉は









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誰にも聞かれる事もなく時計の針の音に吸い込まれていった。








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…………気の所為だと良いけどその時中也が少し笑った気がする。




☆END☆

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