3,日向翔陽の妹は

#114 ページ36

夢主side

例の宮城から練習を見にくる日

え？

はやいって？

気にすんな

それよりも…

『さくらちゃぁぁん！漢字も読めないの！？』

「ごめんなさぁぁあい！」

今日来る学校は烏野・青城・白鳥沢だったのだ

さくらが間違えて烏野をちょうのとよみ

青城をあおしろとよみ

白鳥沢をはくちょうさわって読んでしまったわけだ

『どうしようどうしようどうしよう！咲絆ちゃん！帰っていいですか？』

「さすがにダメ」

『そんなぁぁ』

「腹くくりな！A！」

『うぅっ…』








「男バレの皆さん来ましたー」

来ちゃったよぉぉぉお！！！

下向いとこ

今のところ気が付かれてないっぽいし

「女子ユース監督の寺西りえです。」

「3年主将でMBの海里咲絆です。」

「3年エースでWSの植村遥奈です！」

「3年Lｉの猫宮陽莉だよ！」

「3年S田島若葉」

「2年MB永野ゆいかです！」

「2年WSの天谷さくらですっ！」

「2年WSの新木奏です」

「1年MBの春野真希です」

「1年S風見千華」

は、バレるじゃん

『1年WS日向A』

「Aっ！！」

ザワつく

キッと睨むと静かになる選手達

「…？えっとじゃあ紅白戦してもらおうかしら？」

こういう時りえさんがあっけらカーンってしててよかったと思う

「この前の紅白で別れてー」

「「「はい！」」」

あ、ちなみにこの前って休日のやつ

ピーーーッ！！！

試合が始まったよぉぉお

みんながすごい見てくるのは気のせいかな？

サーブは向こう

咲絆ちゃんから

トッ…

よし！

セッターの位置に綺麗に戻った！

元リベロ舐めんなよォ？

「A！！」

助走をつけて思いっきり飛ぶとここだと思った位置に千華からトスが上がる

バンッ！！！！

「日向より飛んでる…」

「ナイス、A」

『千華もナイス〜』

「相変わらずヤバすぎー！！！取れないぃぃぃい！！！」

『陽莉ちゃん落ち着いて』

「これがおちついていられるかっ！」

『ハイハイ』









「やった！勝った！」

『勝ててよかった〜』

私たちは何とか3年プラスさくらちゃんに勝つことが出来た

危なかったけど

「A！！」

『翔陽…』

「帰ってこいよ！！」

『ごめん無理』

「なんで！？」

『全てを知ったみんなのところでまた笑える自信が無い』

「そんなの誰も気にしない！」

『私がきにする』

「あのさぁ！私たちユースＶＳ男バレの選抜されたみなさんで戦ってAがどっちに行くか決めない？」

陽莉ちゃん！？


なんてことを！？

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