【HUNTER×HUNTER】ゾルディック家の氷の舞姫

プロローグ ページ1

『寒い』









.









『寒い…よ…』








少女の声が、途切れ途切れに、真っ白な世界から聞こえてくる。








あたりは一面銀世界。



雪の降り方が激しく、見通しが悪い。







(ﾊﾟﾀﾝ






少女は倒れた。




真っ白な肌は、今はもう真っ青に。








ーーーおい、ここでくたばるのか？








男性の声が聞こえた。







『だ…れ…』








ーーーお前は、こんな終わり方でいいのか？








『いやだ…』







『助けて…』









ーーーしょーがねぇ。ほら！







少女の体に、温もりが訪れる。






私は、この温もりに安心し、そこで意識が途切れた_____

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