天然悲劇のヒロインなんて・・・5【稲荷崎】

笑えますね ページ6

ツルてかセクハラ上司になんか、個室みたいな所へ連行された。正直キモイ




『あの、こんな所に連れてきて何したいんですか？』



上司｢まだ気づかないのかい？君、俺の事好きやろ？｣







・







・






・







『は？』





ちょ、待って。
今なんて言った？






上司｢俺の事好きなんやろ？｣





優しい所とか、仕事できるところとか、金ある所とか.....と、自惚れた自慢話をしてくる。
こんなん聞いてるとさ、虫唾が走るし何より






『笑えますね』







しんど、お腹痛いっ。
おま、お前自分のどこに自信があるん？
部下をこき使って、仕事任せて、金はまぁアレだけど...
正直惚れるどころか引いてまう






上司｢なんやて！お前其れが上司への口の利き方なん？｣






『上司というか、一人の女として言わせてください。貴方みたいな人は憧れもしないし、惚れもしない。

自惚れて、気持ち悪くて、吐き気がします』





絶対に北先輩の方がいい。






上司｢ほう、そんなこと言うんやな...｣





『え...』




上司｢これは、躾や有難く思えよ？｣






上司はドンドン私に近づいてくる
そして、押し倒して世間一般で言う馬乗り状態になってしまった。






上司｢はぁ、はぁ...その顔好きや...｣






狂ってる...
気持ちが悪い...
なんなのこの人





私は直ぐに状況判断する。
明らかにまずい状況







『キモイですっ！』





グッ





上司｢いだっ｣





ある力全て振り絞って私はお腹をキックする
上司が痛がってる間に個室から出て会社をダッシュで逃げる。








.



(なんなんアレ！？おかしいやろがっ！！！
気持ち悪っ、吐くマジで吐く
ウルウルウルオーエするって、ていうか...)








上司｢待ってや！｣






(後ろつけてきてるやんっ！！！)






気持ち悪い上司は先程の事など無かったかのように私を追いかけてきた。
勿論男子と女子、結構走ったから体力勝負になる。








上司｢捕まえた...｣







『は、はぁ、キモっ』








狂った目をした上司は私の手首を掴んで
離さなかった
...もうダメなのかな.........







(こんな時、助けてくれたらなんて...北先輩。)









私は今何処まで走ってきたのか覚えてない
だけど、近くには大きな建物がある









｢A?｣









大きな建物からは北先輩とそのお友達さんがゾロゾロと出てきてた。
そうここは、北先輩が通う大学前だった。

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