天然悲劇のヒロインなんて・・・5【稲荷崎】

夏休み ページ32

最近はお店に来る人が沢山増えた。その大半は学生。学生はスマホを片手に料理を撮ったり、かき氷食べたり、充実した夏休みを送ってる模様



(そのお陰で私は毎日出勤やけどね！)






お陰様でこのお店、売上もグンと上がって、インスタとかでも話題になって、リニューアルオープンまで進んだ。



席の数とか増えたし、よりオシャレになったけどその文仕事は増えるばかり、客も増えて万年人手不足がより人手不足に、毎日出勤。
夏休みなど存在しない、少しでいいから休みがほすぃ。




店長｢Aちゃん、ちょっとええ？｣




そんな私に朗報




店長｢来週の木曜日、休んでええよ｣


『え？もしかしてクビですか？』



まさか、そんな！
私仕事してましたよ！？
木曜日とか言ってその先永遠に来なくてとか...



店長｢ちゃうわ！仕事頑張っとるし有給って形で休んでええよ｣



『マジですか！ありがとうございます！』



ペコペコと何度も頭を下げる、有給だよ！
最高やん！！




ピロピロりーん(入店音)




『いらっしゃいませー』



話はそれだけだら、と言われて仕事に戻る
何人かのお客さんの相手をしてたら見慣れたお客さんが...





侑｢A居ますか？｣



『は、何？なんの用？用がないなら帰...｢用があるから来たんや！｣はぁ、あと30分で終わるから待ってて』



席に案内して、とりあえずお冷を4人に出す。
30分でしっかり仕事を終わらせて制服脱いで私服に着替える。



侑｢ほれ、ここ座りや｣



『え、宮侑の隣はいろんな人敵に回しそうだからヤダ』



という訳で、銀島君の隣に座らせていただく
やっぱり皆身長デカイな、私だけピョコって凹んでるよ。



夕張｢メニューは何にしますか？｣


『｢｢｢｢ドリンクバーで｣｣｣｣』



取り敢えず話だけだしドリンクバーのみ頼む。
私は野菜生活をグラスに入れて、席に戻る




治｢話ってのは、来週の木曜日空いてるかなんやけど｣


『空いてるけど』


角名｢ならさ、でデニー行こうよ｣



『え？』



侑｢でデニー行こうや！！！！｣




聞こえなかったんじゃないんだけどさ、でデニー？
東京でデニーランド？
ネズミーランド？？？？



銀島｢と、言う訳で行こうや｣



『嫌や！なんで休日までアンタらに振り回されなアカンねん！』



せっかくの有給をなんでアンタらと共に行動しないと、兎に角私の答えはＮＯだっ！

来ないと困る→←中間予告？です！！

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