自我 ページ28
研磨が持つ刀、その刀がAを助け出す最後の希望。その希望が今、目の前に居るバケモノによって砕かれた。
黒尾｢...最初からこれが狙いだったのかよ、わざと傷を負って油断させて...｣
肉を切らせて骨を断つ、まさにこの事だ。
影山｢感心してる場合じゃねぇよ！その刀無しじゃAは救えねぇんだろ！？｣
研磨｢...うん、もうAは救えない.....｣
絶望の未来が彼等に突きつけられた。
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貴方side
暗い暗い森のような世界
気持ち悪い悲鳴が聞こえるけど、もう慣れた
私はみんなの為の犠牲だ
必要最低限の犠牲、それでいい
皆が無事ならそれでいい。
もう私は人じゃ居られない
人で居てはいけない
そっちには戻れない
暗い世界で目を閉じた、暫くして声や、音が聞こえてきた。悲鳴しか聞こえないこの世界に悲鳴以外の音が入ってきた
｢A、今助けるから｣
｢A、少し我慢してね｣
大好きな仲間の声だ、なんで、なんでこっちに来たの？私は助けてなんて.....
そりゃ、一緒にいれるなら居たいけどもう私の体は私の物じゃない
｢...うん、もうAは救えない...｣
誰かの声が聞こえる
ほら、私はもう助からないんだよ
少し先を見つめれば絶望しきった皆の顔が、私の体は今どう動いてる？
どんどん皆が近くなってくる
まさか、この悪霊妖怪私の体を使って殺す気？
そんなの、嫌だ
『言うこと聞いて私の体！今だけでいいから、今だけでいい、お願いだからっ.....』
今まで無いくらいに願った
奇跡なのだろう、一時的だけど体が言うことを聞いた
『私のことは、どうでもいいから、逃げて、お願いします、早く私の体が言うこと聞いてるウチに...』
体が蝕まれてく、もうすぐさっきと同じような感覚になるのだろう。
だから、私が完全に乗っ取られる前に、逃げて
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三人称side
Aの願いを聞き終えた人達はその場に立ち尽くす
研磨｢...Aは助からない.......もう、助けられない｣
影山｢な！そんな無責任なっ｣
研磨｢...選択肢は二つある。
1つはこのままどっちかが死ぬまで戦うか
もう1つはAの意志に従って逃げる｣
影山｢何言ってんだよ！そんなこと出来ねぇよ！｣
影山が研磨の胸ぐらを掴んで怒鳴りかかった。
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ひーと - もっと、早く出会いたかった！知らない人って菫さん? (2020年5月27日 15時) (
レス) id: c8f6957e50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 最後の知らない人って菫さんですか？ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 60e620e1d6 (このIDを非表示/違反報告)
ボーブ(プロフ) - 私もそういう時がありました。でも、私が最後に決めた決断はこれからの未来を考えてやめることにしました。いくら部活でもプロを目指していないのなら、将来を決める勉強を最優先したほうがいいです。あくまで自分で判断しないといけない。応援していきます。 (2020年3月20日 9時) (レス) id: 8749bf5c25 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます、多分自分はそんな好きじゃないくて、何でやってんだろって気持ちがよく分かります、正直に言って辞めようと思います、 (2020年3月19日 19時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 大変でしんどいことではありますが､あまりご無理のない範囲でご自分のﾍﾟｰｽで頑張ってください!応援しております(´∇｀)長々と失礼しました〜 (2020年3月19日 19時) (携帯から) (レス) id: 958a55a45d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年3月18日 20時
