55話 ページ13
貴方side
中1の時、私はクラスで友達がまったくいなかった。
髪が紫色で変に見られていたし、無愛想だから、クラスで仲がよかったのは、いつも学年1位の浅野学秀だけだった。
浅野「A、この間のテストは僕の勝ちだ。約束通り、生徒会の手伝いをしてもらうぞ。」
『学秀に勝てるわけないじゃん!人を雑用に使うな!』
浅野「だが、勝負しようと言ってきたのはお前だぞ」
『うっ、わかったよ!手伝えばいいんでしょ?手伝えば!』
そう言って私はダンボールを持ち、職員室に向かった。
『学秀も鬼すぎる!女子に普通こんな重いの持たせるか?』
なんて、ブツブツ文句を言いながら歩いていると、バタバタと走る音が聞こえてきた。
そして、曲がり角でぶつかった。
?「きゃあ!」
『うわっ!』
そしてダンボールの中身が廊下にぶちまけられた。
?「ご、ごめんなさい!!!急いでたから前ちゃんと見てなくて、」
そう言って謝ってきたのは栗色の髪をした、カワイイ女の子だった。
『あ〜全然大丈夫。私も前見れなかったし。』
そう言って、私はダンボールに入っていた物を拾うと、私も手伝いますって言ってきた。
いい子だな。友達多そうで、明るくて。
そんなことを思っていると、その子が私をじっと見てきて、
『私の顔に何かついてる?』
と聞くと、その子は
「いや、その髪の色綺麗だなって思って。」
初めて言われた。
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ソラ - これもう、完結でよくね? (2020年12月21日 17時) (レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - ああああさん» ありがとうございますっ!頑張りますね! (2019年10月6日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - がんばってください (2019年8月25日 22時) (レス) id: f48210ec73 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 天華さん» ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅww頑張りますねぇぇぇぇぇww (2019年5月23日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーちゃん x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novelErikaOonisi/
作成日時:2017年9月24日 23時