第4章 - 1話 ページ1
久々のこちら側の世界。
大学受験に専念するため、こちらには半年ほど来ていなかった。
(こっちに来て一番初めにしたかったことは…そう、クラピカへの電話だ。)
クラピカのことを考えただけで頬が緩む。
鞄から携帯電話を取り出し、一人しか登録してない電話帳を開いて電話をかける。
「もしもし。クラピカ?」
「A!!ハンター試験どうだった!?」
元気そうな彼の声に思わず口角が上がる。
「ああ、受かったよ。
そのことで話したいことがいっぱいあるんだ。今日の夜にはそっちへ着くから待っていてね。」
「わかった!オレもAと早く会って話したいってずっと思ってたんだ。楽しみに待ってる!」
(…可愛いがすぎる。)
クラピカの無邪気さ素直さに、どうしようもなくグッとくる。
「良かった。じゃあまた夜にね。」
私は電話を切り、緩んだ顔のままで、チェックインするべく荷物をまとめ始めた。
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ねこ@自己満小説(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2021年12月6日 7時) (レス) @page15 id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
零落*・reira(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!これからもこの作品をよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年2月18日 7時) (レス) id: 5e63a1d1e7 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - 合格おめでとうございます!!続編めちゃめちゃ嬉しいです!2も楽しみにしてます〜! (2020年2月18日 4時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零落 | 作成日時:2020年2月16日 15時