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86話目 ページ24

翌日。

半分で交代でいい?と潔子さんに言われたのでうなずくしかなかろう。

今日もよろしくお願いします。

簡単な挨拶を済ませた後、マネの仕事に取り掛かる。

「今日は邪魔しないでよね」

私から邪魔はしなくても月島がそれを許さないんじゃないかな。
そういおうとしあが。喉あたりで留めておく。

「はいはい」

代わりにそう返事をしてスポドリを作るために水道に向かった。

一度目の休憩の時はほかの仕事があったため傘村のことを見ていられなかったのだが、不機嫌そうな顔を見て月島に感謝する。

二度目の休憩は一年どもには月島にスポそりを四本託したので、私も傘村もその辺とは話していない。

つまり、今日も傘村の計画を遠回しだが阻止できたのだ。
これは大きい。これでまた絡んできてくれて、所謂カッターキャーでもしてくれないかな、とひそかに考える。

まぁそんなことされたらたまったもんではないが。

そろそろお昼です。

谷地さんがそう呼びに来てくれたので、軽く感謝を伝え烏野の方々に声をかける。

「そろそろお昼です。」

元々通る方ではない私の声は、運動部特有の何を言っているかわからない掛け声によってかき消された。

なんか言いました?

そう言って近づいてきたのは意外にも月島で、「あ、うん」
と返事をした後に「お昼ご飯できたって」と答える。

「伝えてきます」

そういって主将さんのほうに行った月島に後ろで小さくお礼をする。

しばらくして、「飯だってよー!!」という田中さんの声によってがやがやとし始める。

「いかないんすか」

そう言って話しかけてきた影山を、月島はさりげなく追いかけて近づいてくる。

「あぁ、うん、いまいく」

ちょっともう一人のほう待ってんだよね。

そう続けると月島は影山にきこえるか聞こえないかくらいの声で「嫌いなくせに」とつぶやいた。

その通りだが何か?という目線を送ると彼はにっこり笑って見せる。

かおがいいなぁ。なんて柄にもなく思ってしまった。
しかし、私の中のナンバーワンは相変わらず潔子さんである。

あの人は顔がいいとかいう次元じゃない。

女神だ。

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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます! (2021年8月24日 2時) (レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい!をけんまで見たい!私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい!図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます! (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう!!頑張ってください! (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 | 作成日時:2021年5月16日 21時

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