84話目 ページ22
後半汚いかも
ーーーーーー
「一日マネの傘村柚葉です！
おねがいしまぁす！」
「深森です」
その言葉から始まった烏野でのマネ生活。
一見普通のマネージャーを装って私は傘村のぼろが出るのを待った。
一番効果があったのは休憩の合間に一年どもと話したことだろうか。
「あっ、あの！！どどどっどどこのマネデスカ！」
「あ、えっと、や、青葉城西、で」
「せ、せっ青城？！」
「日向噛みすぎ。」
「なんだこらぁ！！月島やんのかぁ？！しゃべったこともないくせに！！」
「あるんだケド。
ねぇ？深森せーんぱい」
「あぁうん。そうだね。月島クン」
「な、なんでそんなに仲いいんだ…ですかこらぁ」
「影山威嚇すんな」
影山と少し仲良くなっておいたのは正解かもしれないな。
練習終わり。
「ねぇあんた。」
「なに」
予想通り、傘村が話しかけてきた。
「何私の計画邪魔してくれてんの？」
これも予想通り。
及川さんを何としてでも振り向かせたいこいつにとっては影山と仲良くなるのは必須案件。
しかし、それをぽっと出の私に取られてしまっては悔しさで冷静な判断なんてできまい。
加えてここは第三体育館前。
これが何を意味するか。
少し耳をすませば黒尾さんたちの声が聞こえてくる。
「ねぇ。聞いてんの？」
黒尾さんたちの声が止まった。
足音もしなくなった。
その辺の角で立ち止まっているのだろう。
「聞いてるけど」
「だからさ、なんであんなに話してんのか聞いてんだよ！」
「別に勝手じゃん。
なに、私がハイハイ話しませんよーとでもいうと思ってたワケ？」
畳みかけるように続ける
「それに、マネージャーの仕事って知ってる？
私情挟む前にちゃんと仕事全うしろ」
「やってるじゃない！」
「やってないから言ってんじゃん。
なに、そこまでして及川さんと寝たい？」
「ええ！だってあの人と付き合えば学校中の注目の的！
私のカーストは確実だし、尊敬だってされるわ！」
汚すぎる。
こんな修羅場見せてごめんなさい。
心の中で黒尾さん御一行に謝っておく。
「やばすぎ。
あんたなんかに好かれる人、かわいそうすぎる。」
「なっ！あんただってどうせ英君と寝たんでしょ？！」
「頭ン中どうなってたらそんなこと考えんの？
汚すぎるんですが。」
「なんか話してるみたいだけど傘村さん？だっけ。
マネさんたちが呼んでたよ。」
「ほんとですか？すぐいきます。
ありがとうございます！」
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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます！ (2021年8月24日 2時) (
レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい！をけんまで見たい！私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい！図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう！！頑張ってください！ (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年5月16日 21時
