ボクのユニーク魔法。 ページ28
今日も今日とて一年組の教室で、ボクは真面目(?)に勉強していた。
その頃、三年D組の教室では…
「なあ…背後から視線を感じないか?」
「あそこの窓から新入生のチビがこっちを見てやがる…って、アイツ、入学式の時にやたらキャンキャン吠えてたヤツじゃねえか…」
「ああ、生意気だったよな。けどアイツ、ディアソムニア寮だよな?」
「けど、ディアソムニアの寮長は"あの"マレウスだからな…下手に絡んで呪われちまうのは勘弁だぜ。」
「てかアイツ、鏡の前で好きな人がどうたらこうたらとか言ってたよな。」
「マレウスだっけ?ホント、趣味悪りいよな。」
『ぐ、ぐぬぬ〜!!』
マレウス様の声を拾おうと、集音機をつけていたボクは、そんな会話も聞こえてしまった。
(ボクの事はなんとでも言えばいいけど、マレウス様の悪口は許さない!)
今にも教室に乱入しようとした時、昨日銀髪先輩に言われた事を思い出す。
(今乱入して行くのは、ディアソムニアの品位に関わる、か。)
そうして踏みとどまったAだったが、こうして三年D組の教室を覗いているので、品位も何もないのである。
(授業はちゃんとオレ君…いやボク君?ああもう、A2号でいっか。A2号が受けてくれてるもん。)
これが、ボクのユニーク魔法。一度見た相手のユニーク魔法を真似できる、完全無欠の擬似。
(昨日けーくん先輩のユニーク魔法を見せてもらった時に、ユニーク魔法を使ってたんだよね〜♪
それにしても、けーくん先輩のユニーク魔法っていいな〜。
他の人達のユニーク魔法も追い追いボクのユニーク魔法で模擬していきたいな。
あわよくば、それで魔力を使い切れたら…)
…お父様も、きっとボクに笑いかけてくださるはず。
***
更新がすごく遅くなり、申し訳ありません!!
実は、新しい小説のネタを思いついたんですけど、無計画に書き始めて、更新に困る〜って事にならないように、メモアプリに書き溜めしてて、こちらの方がおろそかになってしまいました。
そのネタが書き上がるまで、そちらにかかりきりになって、この小説の更新頻度は落ちると思いますが、なにとぞよろしくお願いします!
荷物を持たせてください!!(最後マレウス様side)→←呪いの解説 ※スキップOK
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ!ありがとうございます!そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります!これからも、のんびり更新がんばります! (2021年1月13日 6時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです!!!更新頑張ってください!!! (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ!楽しみにしてます!! (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ!?こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて!テスト終わったんで更新頑張ります! (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ!?この作品好きすぎてやばいです!!性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ!!!! (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茨の國のぼっち | 作成日時:2020年10月3日 1時