114発目 ページ19
A「……?」
あたしは、意味がわからなかった。
変なことを言い出す神威のことも、
血がついてるのに拭わない自分も。
神威「ここモノがいっぱいあるけど、Aなら戦えるよネ?」
A「モノって…そんな言い方ないでしょ…」
モノと言ってソレを見つめる神威の視線の先には先ほどの女の死体が転がっていた。
神威「A、夜兎の本能から逃げてはいけないヨ。だってそんなんじゃアイツみたいになっちゃうからネ……」
A「アイツ……?」
神威「あぁ、なんでもない。こっちの話しさ。まぁ、始めようよ」
A「あ、ちょっと……」
神威はあたしの言葉なんて無視して突っかかってくる。あたしは、神威の攻撃を持ってきていた傘で防ぐ。
《バシ!ガッ!ドカッ!!》
神威は何度も突きを繰り出してくる。あたしは神威の素早い攻撃に攻めていけない。少し、少しでいいから隙を見せたら…
神威は少しだけ大きく振りかぶったかと思えばそのまんま力強い突きを一撃かますと後ろに飛び上がった。
神威「そう簡単にはいかないか…ま、その方が楽しいからいいんだけどネ」
A「チッ……」
神威「そろそろ来るかな…」
そう言うと神威はあたしの両腕を素早く掴むと橋の手すりの部分にあたしを押し付け、座るような形にする。そして________
A「!やめっ……おい、ふざけ……」
神威「…ん」
神威の唇とあたしの唇が重なる。そのキスは、総悟の優しさのあるキスでも、十四郎のぎこちないキスでもない、強引で、少し乱暴なキス。
なんだ。ここの奴らはみんなキス魔か?あ"?←
あたしは、神威の右頬を殴り飛ばす。
A「テメェ!!……死ね!一機死ね!」
神威「僕は何処ぞの配管工のおっさんじゃないんだ。ライフは一機しかないヨ」
神威が一言、"ま た ね"と言うとあたしの首元に神威の手が振り下ろされる。
そして、意識が遠のく中、最後に感じたのはとても暖かい手の感触。
A「そ…ご…」
なんで総悟の名前が出てきたのか、
あたしは知らない_______……
__吉原炎上編 end__
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智夏(ちなつ)(プロフ) - SAKURAさん» 面白いと言ってもらえて嬉しいです。更新はちまちまとやっていきます…あまり待たせないようにはしますね! (2018年4月5日 13時) (レス) id: ff406892f4 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 面白いですねwちなみに更新は、しないんですか? (2018年4月3日 22時) (レス) id: 090204959c (このIDを非表示/違反報告)
智夏(ちなつ)(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます!神威は沖田のよきライバルとして引き続き登場させれたらなぁと思います!可愛い沖田くんをあまり出してあげれなくてごめんなさい!これから活躍させたいと思います! (2018年3月31日 17時) (レス) id: ff406892f4 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 面白すぎとうとう吉原編か〜神威かっこよ主人公もね、沖田かわいい私今小6ダヨ (2018年3月30日 21時) (レス) id: 4ec603dbed (このIDを非表示/違反報告)
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