アホ峰とバ影山 ２

本音 ページ11

「では早速質問です。IHでは、赤司くんの元チームメイト、つまりキセキの世代と戦う事にもなると思うんだけど、その事についてどう思う？」


赤司 「そうですね。僕自身、かつてのチームメイトとの対戦は楽しみにしています。彼らは強いですから。中学の時よりもさらに成長しているでしょうね」


「なるほど！では、次は中学バスケ界で話題になっている質問に答えていただきます。



"キセキの世代のコーチ"もしていた女子生徒がいたと聞いているのですが、その子は今どこに？」





A 「……はぁ！？！？」

武田 「これって…」

烏養 「…完全にお前のことじゃねーか」





赤司 「詳しくは言えませんが、彼女は今バスケには関わっていません。ある高校で、違う競技のマネージャーをしているそうです。」





A 「ちょ、ちょっと待て！なんで知って…！」

影山 「お前が烏野にいること、黒子以外知らないって言ってなかったか？」

A 「そうだよ！！私テツヤにしか言ってない…
なんで征十郎が……！！」

日向 「黒子がこいつに言った、って事？」

A 「テツヤはそんな事しない！！」

縁下 「一体誰が…」





「そうなんですか！それはもったいない…！」


赤司 「僕達キセキの世代も、ここまで強くしてくれた彼女には感謝しています。




_____ですから、後は何もせず、ただ見守っていてほしいですね。」





A 「……ッ」

清水 「A…」






「それでは最後に！この放送を見てくれているかもしれないキセキの世代と、その元コーチの女の子に向けて一言どうぞ！」




赤司 「……IHでお前達と戦うのを楽しみにしているよ。それと_____




_______全員、あの時の誓いは忘れるな。」





「さぁ！続いてのコーナーは……」





全員 「……」





感謝してる…？





黙って見ていてほしい……？





あの時の、誓い……







A 「…あーあ！征十郎も相変わらずだなぁ！あの時言ったことまた言うなんて！笑」






影山 「…おい、無理すんな」







A 「っ！！」









A 「無理っ、なんかっ！！してねぇわボケェ！！



…っ、ぅ…ぅあ…うあああん！！！！」






ふざけんな ふざけんな ふざけんな！！！！！


私はっ……ただ！！！！！






A 「強くなってほしかった…っ！！！！



あいつらにっ…！



もっとバスケを好きになってほしかっただけなのにっ……！」







溢れた、本音____

ビールの一口目→←テレビ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す