少女ハンターは霞の使い手 その参

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ビスケは呆れながら次のイベントを説明する。

「次はポーカー。カジノ王とポーカー対決して勝ったら『ギャンブラーの卵』をゲットだわさ」
「あれって西洋カルタですよね」
「うん。でもよくわからない」

トランプをやったことがないアズミと無一郎は当然ルールを知らない。とりあえず5人はカジノ王がいる台へ向かう

「ポーカーで勝負って言ったらゲーム開始だわさ」
「よし」

キルアはカジノ王に近づく。

「カジノ王ってお前か。俺とポーカーで勝負だ」
「カジノ王の私とポーカーで勝負?ボウヤよしなよ火遊びは…」

その忠告にキルアはニヤリと笑いリスキーダイスを転がす。4人は不安そうに結果を見た。
結果は『大吉』。大丈夫だった。カジノ王は疑問符を浮かべつつトランプを5枚配る。キルアはカードを変えない。カジノ王は3枚手札を捨て、山札から3枚引いた。

「私から行くか?」
「良いぜ」

カジノ王は手札を見せる。

「ストレートフラッシュだ」

♧のストレートフラッシュだ。カジノ王というだけあってかなり強い役を出した。でもキルアは余裕。

「行くぜ。」

キルアは手札を見せる。

「ロイヤルストレートフラッシュ!」
「グハァ!!!」

最強カードだった。

「ギャンブラーの卵ゲット――――!!」
「はい じゃこれでダイスはお終いね」

ゴンは言うが(もう1回くらいなら…)と考えている。その表情で察したのかビスケ、アズミ、無一郎は気絶させた。

「これでおしまいよ!」
「ごめんねキルア心配だから」
「ゴン背負ってくれる?」
「いいよ!」

無一郎に言われ、ゴンは気絶したキルアを背負う。

「さ――次の街へゴ――♡」
「「お――」」
「余ったダイスは売っちゃおうね」

こうして4人は気絶したキルアを連れて次の街へ向かった。

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