監督生とモブ. 【ツイステ】

よんじゅうわ ページ42

ユウside



Aちゃんがリゾットを温めに行って2分ほど経った。

私のために温めに行ってくれたが、彼女のリゾットだってまだ残っている。
私の分を温めている間に冷めてしまうだろうに…。

Aちゃんは本当に優しすぎる人だ。
自分よりも他人を優先する人。


何度も言うがAちゃんは私の憧れの人である。

自分の意見をちゃんと持っていて尚、相手の意見を傷つけずに自分の意見を言うことができる彼女。


いつも周りに流されてばっかの私とは真反対だ。


だからこそたまに不安になる。


今日の飛行術もそうであったが、彼女が他の人と仲良くしているところを見ると彼女が私から離れていってしまうのではないか、そんな気持ちでいっぱいになる。


彼女、…Aちゃんの"一番"は私であってほしい。






_________そう思うのは私のわがままだろうか。




『おまたせ、できたよ』


Aちゃんがキッチンから出てきて私の目の前にホカホカのリゾットを置く。



本当にモストロ・ラウンジにも劣らない腕前を持つAちゃん。


そんな彼女のご飯を食べれる私(とグリム)はなんて幸せモノなのだろうか。




ﾕｳ「ありがとう、Aちゃん」


彼女にそうお礼を言ったあとに"いただきます"といいリゾットを口の中へと入れる。



ﾕｳ「ん〜〜〜〜！！！本当に美味しい！！！私、Aちゃんの作るご飯大好き！これお店出せるよ！？！？」


まあわかっていたことだが、はやりとても美味しかった。

あまりの美味しさに少し興奮気味に彼女にそう言葉を発した。


それば彼女は少し照れたような顔をして

『ユウはいつも私のご飯褒めてくれるよね、ありがとう』

と笑いながら言った。





ﾕｳ「……」



そんな彼女がとても可愛くて可愛くて









とても羨ましかった。









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